猫好きであることが公式に認められる猫資格「ねこ検定」(猫検定)。
自信を持って愛猫のお世話をするために、ねこ検定に挑戦する方が増えています。
でも、ねこ検定を受けてみたいと思っても「勉強できるか心配…」という方も多いでしょう。
特に社会人の場合は、久しぶりの勉強に戸惑うかもしれませんね。
勉強時間が確保できるか不安な方もいるでしょう。
そこで今回の記事では、ねこ検定の勉強方法について解説したいと思います。
勉強の進め方、テスト対策のポイント、勉強時間の目安などをご紹介しましょう。
ねこ検定は幅広い猫知識が求められるため、決して簡単な検定試験ではありません。
しかしきちんと計画的に勉強すれば、忙しい方でも合格を目指すことができます。
勉強に不安がありねこ検定を躊躇している方も、具体的な勉強方法がわかれば、自分に合った方法で進められるでしょう。
猫検定(ねこ検定)の勉強方法は?
最近はさまざまなタイプの猫資格がありますが、ユーキャンなどの通信講座で勉強して取得を目指すものが主流になっています。
ねこ検定はそのような猫資格とは違い、自分でテキストを購入し独学する勉強方法です。
そのため、以下のような不安がある方は多いでしょう。
どんなテスト対策をすればいい?
通信講座の場合は、決められた教材を使い、決められたカリキュラムに沿って勉強を進めるため、あまり迷うことがありません。
しかりねこ検定の場合は、すべて自分で進める必要があるため、どんなテスト対策をすれば良いのか不安ですよね。
特に久しぶりに勉強する社会人の場合は、何から手を付けて良いかわからなくなるでしょう。
勉強時間はどれくらい確保すればいい?
ねこ資格では幅広い猫知識が問われるため、きちんとテスト対策をする必要があります。
そのためには勉強時間の確保が大事です。
しかし、独学で勉強するねこ検定の場合は、通信講座のように「1日30分の勉強で6ヶ月」などの目安がありません。
一発合格を狙うためには、どのくらいの時間勉強すれば良いのでしょうか。
ねこ検定に興味が思っても、このように勉強するのがネックになっている方は多いでしょう。
次の章ではこのような悩みを解消するために、テスト対策の方法や勉強時間の目安について解説したいと思います。
猫検定(ねこ検定)の勉強方法を解説!テスト対策は計画的に
ねこ検定は学校や通信講座を使わずに、独学で合格を目指す猫資格です。
そのため、自分できちんと計画的にテスト対策を考えることが大切。
それに従ってコツコツ勉強を進めることができれば、合格が見えてくるでしょう。
そのためにおすすめしたい勉強方法は以下の8つです。
- まずはテキストを楽しく読む
- 過去問を解いてみる
- テキストを読み込む
- 単語帳・ノートを作る
- 繰り返し読んで覚える
- 実践して知識を定着させる
- テキスト以外の情報もチェックする
- 過去問で最終的な試験対策をする
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①まずはテキストを楽しく読む
ねこ検定の試験は、主に公式テキスト「ねこ検定公式ガイドBOOK」「ねこの法律とお金」から出題されます。
以下が初級、中級、上級の出題範囲です。
級 | 出題範囲 | 出題の割合 |
初級 | 「ねこ検定公式ガイドBOOK初級編」 | 100% |
中級 | 「ねこ検定公式ガイドBOOK中級・上級編」 | 70% |
「ねこの法律とお金」 | 20% | |
時事問題など | 10% | |
上級 | 「ねこ検定公式ガイドBOOK中級・上級編」 | 60% |
「ねこの法律とお金」 | 30% | |
時事問題など | 10% |
テキスト内容についてはここでお話すると長くなってしまうので、「猫検定のテキスト参考書は?本や問題集を解説」で改めて解説したいと思います。
中級、上級では時事問題なども出題されますが、それ以外はテキストからの出題です。
合格ラインは7割程度となっています。
つまり、テキストの内容をいかに暗記するかが合格のカギになりますね。
しかしはじめから「暗記しよう!」と思って読んでも楽しくありませんし、頭に入ってこないでしょう。
そのため、まずはじめは楽しみながらテキストを読むのがおすすめです。
ねこ検定のテキストは猫好きには嬉しい情報が満載なので、楽しく読み進めることができるでしょう。
読み流す感じでOKです。
勉強することの全体像を把握しながら、「この部分は得意」「この部分は苦手」という部分を何となくチェックしておくと良いでしょう。
②過去問を解いてみる
テキストの最後には過去問が入っています。
一通りテキストを読み終わったら、過去問を解いてみましょう。
実際に問題を解いてみることで、以下のようなことが見えてきます。
- どのような出題傾向にあるか
- どれくらいの難易度か
- 自分の実力はどれくらいか
- どれくらい勉強する必要があるか
このようなことがわかると、どの部分を重点的に勉強すべきか、逆にどの部分はあまり勉強しなくて良いかわかってきます。
効率よく次のステップに移れるでしょう。
③テキストを読み込む
一度テキストを読み、さらに過去問を解いてみたことで、勉強すべき部分が見えてくるはずです。
それを踏まえて、今度はしっかりとテキストを読み込んでいきましょう。
- 過去問に出ていた部分
- 自分で苦手だと感じる部分
- 一般的に重要な部分
このような箇所にはマーカーをひきながら、意識的にインプットしていきましょう。
ねこ資格の公式テキスト内容は結構ボリュームがありますので、一度に読むのは大変です。
数日に分けて読むと負担が少ないかもしれませんね。
④単語帳・ノートを作成する
テキスト読み込みと合わせて行いたいのが、単語帳とノートの作成です。
ねこ検定の試験は記述式ではなく4肢択一式ではありますが、専門的な分野になると選択問題でも難問と言えます。
過去問を解いて間違えた部分は、単語帳に書いておくと良いでしょう。
また、テキストを読み込んでマーカーを引いていた部分は、自分の言葉でノートにまとめておくと安心です。
専門用語や数字は特に4肢択一式でも間違えやすいので、しっかりまとめておきましょう。
特に「ねこの法律とお金」のテキストには、聞き慣れない用語や普段触れることがない話題も多いと思います。
難しい用語があれば、自分の言葉でかみ砕いてノートに書き留めておくと、それ以降に勉強がスムーズになるはずです。
単語帳やノートに手を動かして書くことで、知識の定着がしやすくなるので、少し面倒ではありますが、頑張って取り組みましょう。
⑤繰り返し読んで覚える
マーカーを引いたテキスト、単語帳、ノートの教材が揃ったら、あとは何度も繰り返し読んで知識を定着させていきましょう。
単語帳は通勤途中や出先などでも使えるので、すきま時間を有効活用したいですね。
テキストについては、重要な部分だけスマホのカメラで撮って、時間がある時にその画像を見て覚えるという方法もおすすめです。
⑥実践して知識を定着させる
勉強で大事なことはインプットとアウトプットですよね。
これを繰り返すこと知識が定着していきます。
テキストや単語帳などで知識をインプットしたら、次はアウトプットをしていきましょう。
猫で実践する方法と、周りの人で実践する方法に分けて考えていきます。
猫との生活の中で実践する
テキストを見ただけで覚えられないことも、愛猫に実践することで理解しやすくなることが多いでしょう。
例えば、猫の仕草、鳴き声、しっぽの動きから猫の気持ちを読み取るという項目があります。
愛猫の様子を見て「今はこんな鳴き声をしているから嬉しい気持ちなのかな」などと知識を活かしてみましょう。
知識が定着しやすくなりますし、純粋に勉強が楽しくなると思います。
ねこ検定の目的は愛猫との暮らしを豊かにすることです。
試験勉強が大変になると、ねこ検定の目的を見失ってしまうかもしれません。
そんな時は、可愛い愛猫と触れ合いながら、勉強を進めると良いですね。
また愛猫だけでなく猫カフェや猫のイベントなどに参加して、他の猫の様子を見て勉強するのもおすすめです。
こらから猫を飼うつもりという方は、猫カフェに通うのも良いでしょう。
周りの人に知識を披露する
学習した知識は、周りの人に披露することでより理解を深めることができます。
周りの人に知識を披露する時には、自分の言葉で変換し、わかりやすく説明する必要がありますよね。
ただテキストの文章を覚えるよりも、より理解が深まるでしょう。
相手が知らない知識を披露して、相手に喜んだり驚いたりしてもらうと、純粋に自信にも繋がります。
家族や友人、職場の同僚など猫好きな人がいたらぜひ色々な知識を披露して実践学習をしていきましょう。
また、周りに話す人がいない…という方は、愛猫相手でもOKです。
愛猫に話しかけながら理解を深めましょう。
⑦テキスト以外の情報もチェックする
前述したように、中級・上級のねこ検定ではテキスト以外からも出題されます。
出題される割合は10%と少なめではありますが、少しでも点数を稼ぐためには対策をしておく必要があるでしょう。
猫に関する図鑑、雑誌、本などを見ておくと、幅広い猫知識が得られるはずです。
ネットニュースなどで、最近の猫事情を把握しておくことも大事。
また最もおすすめなのがねこ検定公式Xです。
検定試験に出る時事問題のヒントが投稿されていたことがあります。
公式Xをチェックしておくと、効率よく試験対策ができるかもしれませんね。
⑧過去問で最終的な試験対策をする
一通りの勉強が終わったら、過去問を解いて最終チェックをしましょう。
ねこ検定公式サイトから「ねこ検定公式厳選過去問題集」を入手することができます。
ねこ検定は60分の制限時間で100問の問題に挑みます。
この過去問には、各級100問が厳選されているので、本番と同じボリュームの問題を解くことができます。
PDFになっていて専用ページからダウンロードできるようになっているので、紙かオンラインの形で挑戦しましょう。
ポイントは本番と同じように時間を測ること。
60分の制限時間の中で問題を解いて、時間配分を考えておきましょう。
また、解けない部分があればキストに戻り復習し、苦手分野を克服しておくことも大事です。
猫検定(ねこ検定)の勉強時間を解説!すきま時間の有効活用がおすすめ
ここまでねこ検定の勉強方法について解説してきました。
具体的にどのような方法で勉強を進めれば良いのかイメージがわいてきたと思います。
しかし、勉強方法はわかっても、「実際にどのくらいの時間をかけて勉強すればいい?」と疑問の方もいるでしょう。
ここからは、ねこ検定のための勉強時間について解説したいと思います。
各級の勉強時間の目安について
仕事や子育てなど忙しい日々の中でねこ検定に挑戦する方は多いでしょう。
資格は取りたいけれど、勉強時間が確保できるか不安という方は、あらかじめ勉強時間を把握しておくとスムーズです。
結論から申し上げますと、ねこ検定は独学スタイルなので、勉強時間の明確な決まりはありません。
全く猫についての知識がない方と、すでに動物病院など猫と関わる仕事をしている方でも違いますよね。
そのため、あくまでも目安にはなりますが、以下のような勉強時間で合格できた方が多いとされています。
初級:2~3週間程度
初級は基礎的な内容が主なので、猫好きな方なら知っている部分も多いと思います。
数週間集中的にテキストを読み込めば合格を目指せるでしょう。
1日30分~1時間が目安になるでしょう。
週末などまとめて時間が取れる時に一気に勉強するのも良いですね。
ねこ検定の出題範囲は、猫の「生態」「暮らし」「文化」「歴史」の4つに分かられていますので、1週間1つずつ進めて4週間かけて勉強するのもスムーズです。
中級・上級:2~3ヶ月程度
ねこ検定は中級、上級になると一気に難易度が上がります。
ちなみに難易度や合格率についてはこちらの記事「猫資格の合格率や合格ラインから難易度を検証」をご覧ください。
中級・上級を目指す場合は2~3ヶ月は勉強時間を確保したいところです。
1日30分~1時間が目安になるでしょう。
中級、上級は「ねこ検定公式ガイドBOOK」に加えて、「ねこの法律とお金」と時事問題も出題されます。
はじめの2ヶ月で「ねこ検定公式ガイドBOOK」を勉強し、残りの1ヶ月で「ねこの法律とお金」などの勉強をするとスムーズです。
中級・上級では上級のほうが当然難易度は高いですが、上級の受験する時にはすでに中級の勉強は済んでいるため、同じくらいの勉強量で良いでしょう。
すきま時間を有効活用する
ねこ検定の勉強の目安時間をお伝えしてきましたが、あくまでも目安になります。
過去問を解いてみて、勉強すべき分野がたくさんあると感じた場合は、もっと長めに勉強時間を確保したいですね。
「そんなに勉強する時間があるか不安…」という方は、ぜひすきま時間を有効活用してみてください。
まとまった時間が確保できなくても、意外とすきま時間があるかもしれません。
- 朝起きてベッドから出るまでの時間
- 夜寝る前の時間
- 通勤途中
- 職場の休憩時間
- 家事の合間
- テレビのCM中
このような時間をねこ検定の勉強にあてたら、十分な勉強時間になるでしょう。
ただし、すきま時間にテキストを広げて勉強するのは大変かもしれません。
その場合は、前述した単語帳やノート、さらにWEB対応の単語帳で勉強しましょう。
公式サイトには「ねこ検定特製単語帳」があり、猫の「生態」「暮らし」「文化」「歴史」ごとの単語がまとめてあります。
すきま時間の勉強にピッタリですのでチェックしてみてくださいね。
猫検定(ねこ検定)は万全の勉強方法と時間の確保が大切
今回はねこ検定の勉強方法についてご紹介してきました。
この猫資格は独学で勉強する必要があるため、万全の試験対策をすることが大事です。
今回ご紹介した勉強方法で進めていただくと、初心者の方でもスムーズに勉強を進められるでしょう。
ただしそのためには、ある程度勉強時間を確保する必要があります。
今回ご紹介した勉強時間の目安も参考にしていただきながら、自分の実力ならどれくらいの勉強時間が必要か考えてみてください。
ねこ検定は基本的に年に1回しか実施されません。
万全の試験対策をして自信を持って臨みたいですね。