動物愛護ボランティアに参加して社会貢献したい方は多いでしょう。
しかし専門知識なく参加するのは不安だから、愛玩動物飼養管理士の資格を取りたいという方もいるのではないでしょうか。
ところが、「愛玩動物飼養管理士はボランティア活動に本当に役立つ資格?」「具体的にどんなボランティア活動に活かせるの?」などの疑問もあるかもしれません。
せっかく取得したのにボランティア活動にあまり役立たなかったら困りますよね。
今回の記事では、愛玩動物飼養管理士資格とボランティア活動の関係に焦点をあてて解説したいと思います。
結論から申し上げると、この資格はボランティア活動におすすめです。
おすすめ理由、さらに活かせる具体的なボランティア活動についてご紹介します。
愛玩動物飼養管理士はボランティア活動に向いているのか半信半疑の方も、具体的な活かし方がわかると納得した上で取得を目指せるでしょう。
愛玩動物飼養管理士はボランティア活動に役立つ?
愛玩動物飼養管理士の資格はペット業界で活かせる資格として知られています。
ボランティア活動で活かしたいという方も多いでしょう。
しかしいざ取得を目指そうと思うと、以下のような疑問が出てくると思います。
ボランティア活動のために愛玩動物飼養管理士を取るメリットは?
ボランティア活動のために資格を取りたいという方は多いです。
ペット関連資格の中でも特に有名な愛玩動物飼養管理士の資格を取ろうと検討している方もいるでしょう。
しかし「何となく有名な資格だから」という理由で資格を取るのはキケンですよね。
本当に愛玩動物飼養管理士資格はボランティア活動に参加する上でメリットがあるのか、具体的にどんなメリットなのか知っておきたいですね。
愛玩動物飼養管理士の具体的な活かし方は?
一口で犬猫ボランティアと言っても、さまざまな活動があります。
愛玩動物飼養管理士になることで、どんなボランティア活動ができるようになるのでしょうか。
活動内容がイメージできないと、イマイチ頑張って取得する気になれないですよね。
反対に具体的なボランティア活動がわかると、目標をもって資格取得を頑張ることができるでしょう。
愛玩動物飼養管理士を取ってボランティア活動に活かしたい場合は、このような疑問をクリアにしておきたいですよね。
次の章では、愛玩動物飼養管理士資格がボランティア活動におすすめな理由、具体的に活かせるボランティア活動をご紹介したいと思います。
愛玩動物飼養管理士はボランティア活動におすすめ資格!その4つの理由
愛玩動物飼養管理士の資格は、動物愛護ボランティア活動をしたい方におすすめの資格です。
その理由は、以下4つです。
- 動物愛護の精神を学ぶから
- 動物飼養の専門知識を学ぶから
- 実績のある資格だから
- 日本愛玩動物協会の各地方協会で活動できるから
このような理由から、ボランティア活動に活かしやすい資格と言えます。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①動物愛護の精神を学ぶから
動物愛護のボランティア活動をするためには、動物愛護の精神や知識を身に着けておくことが大切です。
他のペット関連資格でも動物愛護について学ぶものはあるでしょう。
しかし愛玩動物飼養管理士の資格は、特に動物愛護を重視している資格です。
この資格が作られた背景には、ペットの虐待や放棄などの問題を減らすために、動物愛護の精神を広めたいという目的がありました。
愛玩動物飼養管理士はそれを広めるための指導や活動ができる専門家です。
愛情を持って愛玩動物と向き合う精神や、それに必要な知識をしっかり学ぶことができます。
まさにボランティア活動にピッタリの資格と言えますね。
動物愛護の精神や知識をしっかり学んでからボランティア活動に参加したい方におすすめの資格です。
②動物飼養の専門知識を学ぶから
愛玩動物飼養管理士は「動物の愛護及び管理に関する法律」にそって、動物愛護と同時に適正な飼養管理を普及する役目もあります。
そしてそれを行うために必要な知識を、通信教育によって学びます。
さまざまなペット関連資格がありますが、はじめて犬猫を飼う人のための初心者向けの資格も少なくありません。
様々な犬猫に対応する必要があるボランティア活動の中では、そのような初心者向けの資格は役に立ちにくいかもしれません。
愛玩動物飼養管理士の資格は国家資格ではありませんが、他のペット系の民間資格と比べると、かなり専門的な知識が学べると評判です。
愛玩動物の病気や予防、高齢動物の対応など専門的な内容も学びます。
その知識は、保護動物の対応や、災害時の動物の対応など、様々なボランティア活動の現場で役立つでしょう。
ペットに関する基礎知識をしっかり身に着けてからボランティア活動の現場に出たい方におすすめの資格と言えます。
③実績があり知名度が高い資格だから
動物愛護ボランティア活動をするためには、動物愛護センター、動物愛護団体などの団体に参加することになります。
参加するためには、書類提出や職員との面接などが行われることが一般的です。
無資格よりも、動物関連の資格を持っていれば採用される可能性が高まるでしょう。
特に愛玩動物飼養管理士は実績のある信頼度の高い資格なのでおすすめです。
この資格を実施している公益社団法人日本愛玩動物協会は、内閣府認定の団体で、40年以上の歴史があります。
愛玩動物飼養管理士の資格は毎年1万人以上の人が受験しており、のべ20万人以上の人が取得しています。
愛玩動物飼養管理士の多くがボランティア活動している実績もあります。
ペット業界で知名度、人気ともに高い資格なので、ボランティア活動の現場でもアピールしやすいでしょう。
きちんとした資格を持ち、幅広いボランティア活動に参加したい方はこの資格が向いているでしょう。
④日本愛玩動物協会の各地方協会で活動できるから
愛玩動物飼養管理士の資格を取得後、以下の入会金・年会費を支払うと日本愛玩動物協会の会員になることができます。
一般会員 | 一般会員 |
入会金 | 3,000円 |
年会費 | 1年分:4,000円 2年分:7,000円 3年分:10,000円 |
会員は「提携サロンの割引」「提携ホテルの優待利用」「書籍の割引購入」などの特典が得られる他、連携団体の活動に参加できる特典があるのです。
日本愛玩動物協会は19都道府県に連携団体があり、常にさまざまな活動が行われています。
愛玩動物飼養管理士の資格を取る方の中には、この活動参加が目的の方もいるといいます。
毎回さまざま団体の活動を探すのは大変と感じる方は、この資格を取り日本愛玩動物協会のボランティア活動に参加するとスムーズですね。
愛玩動物飼養管理士の資格が活かせるボランティア活動5選
愛玩動物飼養管理士の資格を取ることで、動物愛度ボランティアで必要な知識を学ぶことができます。
それでは実際にどんな活動に活かすことができるのでしょうか。
①譲渡ボランティア
譲渡ボランティアは、保護犬、保護猫に新しい飼い主を探すための重要なボランティアです。
動物愛護センターなどに採用されると、ボランティアとして活動することができます。
保護された犬猫の心身のケアをしながら、新しい飼い主を探すことが主な仕事です。
新しい環境で楽しく過ごせるように的確なお世話をすることが求められます。
愛玩動物飼養管理士の学習で学んだ愛玩動物飼養の知識が活かされるでしょう。
また、新しい飼い主が見つかった時には、飼育に関する説明やアドバイスをすることになります。
ここでも、愛玩動物飼養管理士の専門知識が役立つでしょう。
②預かりボランティア
預かりボランティアは、保護犬や保護犬を自宅で預かりお世話をすることです。
保護された犬猫は人間との生活に抵抗を感じていることが少なくありません。
そんな犬猫たちにたっぷりの愛情を注ぎ、適正なお世話をすることが大事です。
そうすることで、新しい家族が使った時にはスムーズな生活をスタートさせることができるでしょう。
短期間のお世話ではありますが、責任をもってお世話することが求められる大事なボランティア活動です。
愛玩動物飼養管理士は動物愛護の精神を広めるための専門家でもあります。
その知識をフル活用して、保護犬猫に向き合うことができるでしょう。
③ミルクボランティア
ミルクボランティアは、保護された子犬や子猫などを一時的に自宅で預かるボランティアです。
固形の食べ物を食べられるようになるまでの期間、哺乳、排泄の補助など一通りのお世話を行います。
ただお世話をするだけでなく、子犬子猫が人に慣れるようにすることも大事な仕事です。
また、健康観察を行い、必要に応じたケアをすることも求められます。
ただ保護動物を預かる場合と違い、細心の注意と知識が必要です。
愛玩動物飼養管理士の資格があれば、お世話に関する知識を体系的に学んでいるので、落ち着いてケアをすることができるでしょう。
④運営ボランティア
保護団体の運営活動をサポートする運営ボランティアという活動方法もあります。
スタッフのサポート要員として、PR活動などを行うのが主な仕事になります。
公式サイト、SNS、チラシなどを使って情報を発信することになりますが、正しい情報であることが重要です。
愛玩動物飼養管理士なら専門的な知識も持ち合わせているので、きちんとした情報を発信することができます。
運営スタッフ側も、愛玩動物飼養管理士の資格を持っているボランティアなら、安心して仕事を任せることができるでしょう。
PR活動は現場仕事とは違いリモートで行える内容も多いため、自宅でボランティア活動に参加したい方にもおすすめです。
⑤災害時ボランティア
地震などの災害が発生した時には、現地の動物救助本部が行うペットの救助活動に参加するボランティアが必要になります。
以下のような活動内容が挙げられます。
- 放浪ペットの保護
- 被災動物の移動
- 一時預かり
- シェルターでの飼育管理
- 情報提供
被災したペットは興奮状態にあったり、怪我や病気を抱えている場合も少なくありません。
獣医師や愛玩動物看護師など、専門的な知識を持ったボランティアが必要になります。
愛玩動物飼養管理士は国家資格ではありませんが、愛玩動物看護師に次いで専門的な知識を持つ資格とも言われています。
その知識があれば、災害時のボランティア活動でも重要なサポートができるでしょう。
また、はぐれたペットを探している飼い主に向けての情報など、災害時の情報提供も重要な活動です。
混乱している時に間違った情報を流すことは許されません。
愛玩動物飼養管理士であれば、正しい知識をもって情報を伝えることができるでしょう。
⑥日本愛玩動物協会の連携団体でのボランティア活動
愛玩動物飼養管理士の資格を実施している団体は、公益社団法人日本愛玩動物協会です。
この協会は全国19都道府県に認定連携団体があります。
愛玩動物飼養管理士の資格を取り、入会費・年会費を支払えば、認定連携団体の協力会員として各団体のボランティア活動に参加することができます。
具体的にどんな活動を行っているのかご紹介しましょう。
- ペットの飼い方教室
- 高齢ペットの飼い方教室
- 防災行事
- 動物愛護週間イベント
- 子供対象のふれあい教室
- 捨て犬捨て猫防止キャンペーン
このような活動があります。
資格取得後に会員になっておけば、参加したい活動があれば、申請フォームから手続きすることができるのでスムーズです。
最新の活動内容は、日本愛玩動物協会公式サイトの「活動内容」→「連携団体の活動」からチェックしてみてくださいね。
実際に愛玩動物飼養管理士の資格を取得後すぐにボランティア活動に参加する方が多いといいます。
他の愛玩動物飼養管理士と交流ができるメリットもあるかもしれませんね。
活動の場が広がるだけでなく、人脈も広がるでしょう。
漠然と「動物愛護ボランティアをしたい」という気持ちがあっても、どんな活動をすれば良いかわからない…という方は多いでしょう。
そのような方は、愛玩動物飼養管理士の資格を取って会員になり、各団体の活動に参加すると良いですね。
愛玩動物飼養管理士はボランティア活動に向いている資格
今回は、愛玩動物飼養管理士の資格はボランティア活動で役立つのか考えてきました。
この資格は「動物愛護の精神」「動物飼養の専門知識」を学びます。
さらに、実績ある資格であり、取得することで日本愛玩動物協会の各地方協会で活動も可能になります。
このような理由から、ボランティア活動に向いている資格と言えるでしょう。
各地で行われている譲渡ボランティア、ミルクボランティア、災害時ボランティアなどで活かすことができる資格です。
またこの資格している公益社団法人日本愛玩動物協会の会員になると、全国19都道府県にある認定連携団体のボランティア活動に参加することもできます。
具体的にどんなことを学ぶのか、本当にボランティア活動と繋がる資格なのか確認したい方は、無料の資料請求がおすすめです。
公式サイトから気軽に入手できますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。