猫の健康管理について正しく、幅広く学べる猫健康管理士。
愛猫の健康維持に役立てるために取得を検討されている方も多いでしょう。
そこで気になるのが、勉強方法ですよね。
学校や通信講座で勉強するのではなく「独学で頑張りたい」という方もいるのではないでしょうか。
独学は自分のペースで勉強できて、何より費用があまりかからないメリットがあります。
今回の記事では、猫健康管理士は独学で勉強できるのか解説したいと思います。
結論から申し上げますと、この資格は独学で取得することはできません。
指定されている通信講座を受講して在宅学習する必要があるからです。
実際にどんな流れで取得を目指すのか、学習方法や試験方法を解説します。
通信講座ではありますが、比較的自由度が高い講座なので、独学のように自分のペースで進められるでしょう。
独学で勉強したい方も、具体的な内容がわかると、勉強しやすい講座であることがわかると思います。
猫健康管理士は独学で取得できる?
猫資格について調べてみると、似たような資格がいくつもあるため迷ってしまいますよね。
選ぶ際には学べる内容や活かし方も大事ですが、勉強方法も重要です。
資格取得の勉強方法は、専門学校に通ったり、セミナーや通信講座を受けるなど、様々なタイプがあります。
複数の勉強方法がある資格もあれば、1つの方法に限定されている資格もあります。
このうち最も気軽なのが、やはり「独学」ですよね。
猫健康管理士は独学で取ることができるのでしょうか。
勉強方法を知りたい
独学する場合、具体的にどんな方法で勉強するかが問題です。
市販されている公式テキストはあるのか、問題集や過去問の有無も重要ですよね。
教材をきちんと揃えることができれば、独学でもスムーズに勉強することができます。
猫健康管理士の場合は、どのような方法で勉強するのでしょうか。
受験方法を知りたい
独学で資格取得を目指す場合は、受験方法も重要です。
一定期間勉強が終わったら、認定試験に申し込まなければなりません。
基本的に会場に足を運んで受験することになりますので、開催場所や開催日の確認が必要です。
猫健康管理士の場合、受験方法はどのようになっているのでしょうか。
猫健康管理士を独学で取りたい!という方の中には、このような疑問があり迷っている方もいると思います。
次の章では、猫健康管理士の資格は「独学で取れるのか」「勉強方法」「受験方法」に焦点をあてて見ていきましょう。
猫健康管理士の勉強方法は独学ではなく通信講座
猫健康管理士を独学で目指したい方もいるでしょう。
自分でテキストを購入し、独学して資格取得を目指す資格もありますよね。
しかし猫健康管理士の勉強方法は独学NGになります。
取得するためには、この資格を実施している全日本動物専門教育協会の通信講座を受講する必要があるからです。
通信講座の概要をまとめましたのでご覧ください。
資格名 | 猫健康管理士 |
認定機関 | 全日本動物専門教育協会 |
学習方法 | 通信講座(テキスト学習) |
学習期間目安 | 4ヶ月 |
教材 | ①メインテキスト「猫健康管理士テキスト」 ②副教材「健康管理のためのフードの知識 実践編」 ③問題集「理解を深めるフォローアップ問題集」 ④お手入れセット(爪切りハンドル、両目ぐし、ピンブラシ) |
受講料 | 60,000円 ※キャンペーン価格になることもある |
受験資格 | 特になし |
受験方法 | 在宅受検 |
試験日程 | 随時 |
合格基準 | 70点以上 |
合格率 | 9割以上 |
「独学で勉強したかった…」とガッカリする方もいるでしょう。
しかし、この通信講座は、独学に近い環境で勉強できるため、独学希望の方にも向いていると言えます。
しかも、独学の難点をクリアにしてくれる通信講座でもあります。
どんな通信講座で、どんな勉強方法なのか見ていきましょう。
その前に、独学のメリットデメリットをまとめておきましたのでご覧ください。
メリット | ・自分のペースで勉強できる ・課題提出に追われない ・金銭的な負担が少ない |
デメリット | ・自分で教材を揃える必要がある ・質問する相手がいない ・モチベーションを維持しにくい |
このメリットデメリットをもとに、猫健康管理士の通信講座について解説していきたいと思います。
自分のペースで進められる勉強スタイル
通学の場合は授業時間が決まっています。
通信講座の場合も、1ヶ月目はここまでテキスト学習をして課題を提出、2ヶ月目はここまで学習して…と学習スケジュールが決まっている場合が多いです。
一方独学のメリットは自分のペースで勉強を進められることですよね。
しかし猫健康管理士の通信講座はあまりスケジュールに縛られることがありません。
学習の流れを見てみましょう。
- 全日本動物専門教育協会講座を申込む
- 教材が自宅に届く
- 教材を使い勉強する
- 一通りの勉強が終わったら自宅で受験する
このようなシンプルな流れです。
他の通信講座の場合は、課題提出に追われたり、添削指導が戻ってこないと次にレッスンに進めないこともあります。
そのようなストレスがないので、独学のように自由に勉強できるでしょう。
また、学習期間の目安は4ヶ月となっていますが、最大1年まで受講することができます。
仕事や子育て中で忙しい方でも、1年あれば無理なく進められるでしょう。
質の高いテキストで勉強できる
独学で勉強する場合は、自分でテキストを購入する必要があります。
公式テキストが販売されている場合もありますが、公式本がないケースもあるでしょう。
その場合は自分でテキストを探す必要があるため大変ですよね。
猫健康管理士の場合は通信講座にオリジナルテキストが付いているので安心です。
しかもこのテキストはとても質が高いと評判です。
実際に専門学校でも使われているオリジナルテキストとなっています。
以下に特徴を挙げておきましょう。
- 専門性が高い本格的なテキスト
- しかしわかりやすく書かれているので初心者でも安心
- 猫知識が体系的に学べる内容
- 重点を効率よくまとめてある
実際に受講した方からも評判の高いテキストです。
こちらの記事「猫健康管理士資格の口コミ評判を検証」では、テキストの評価などの口コミもまとめています。
このようなオリジナルテキストで勉強できるところは、独学にはないメリットと言えるでしょう。
実践しながら勉強できる
独学の難点はモチベーションが維持しにくいところですよね。
講師はもちろん勉強仲間もいないので、孤独を感じてしまう方も多いでしょう。
この通信講座も基本的には一人で勉強するため、モチベーションを維持するのは大変です。
しかし実践しながら学べるものが多いので、比較的やる気を維持できると思います。
通信講座の教材セットはこちらです。
- メインテキスト「猫健康管理士テキスト」
- 副教材「健康管理のためのフードの知識 実践編」
- 問題集「理解を深めるフォローアップ問題集」
- お手入れセット(爪切りハンドル、両目グシ、ピンブラシ)
副教材とお手入れセットは、愛猫に試しながら学べる内容となっています。
机に向かって勉強するだけだとやる気が出ない場合は、愛猫と一緒に勉強すると良いでしょう。
猫健康管理士の勉強ではグルーミングについて深く学ぶのが特徴です。
受講した方の口コミを見ると「正しいグルーミング方法がわかり、愛猫との関係が良くなりました」などの意見が目立ちます。
学んだグルーミング方法を愛猫に試して喜んでもらえれば、モチベーションアップに繋がるでしょう。
このようなモチベーション維持方法も、この講座のメリットと言えます。
独学の孤独な勉強方法に不安がある方も、愛猫と一緒なら頑張れるかもしれませんね。
メールで質問することが可能
独学のデメリットは、わからないことがあっても質問する相手がいないことですよね。
あらゆることをネットで知れる時代ではありますが、「どうしてもこのテキストの内容がわからない」という場合もあるでしょう。
猫健康管理士の通信講座では、どうしても理解できないテキスト内容がある場合は、問い合わせフォームから問い合わせることはできます。
すぐに返事がくるわけではありませんが、テキスト監修者に直接連絡をとった上で返答してもらえます。
スクールに通うような環境ではありませんが、完全な独学に比べると安心感がありますね。
受講料はやや高め
ここまで、猫健康管理士の通信講座の勉強方法についてまとめてきました。
独学のようなメリットがあり、さらに独学のデメリットを解消してくれるような通信講座であることがおわかりいただけたと思います。
しかし気になるのは金銭的な部分ですよね。
独学の大きなメリットは金銭面の負担が少ないところです。
猫健康管理士の通信講座の費用はどうなのでしょうか。
上の表でご紹介した受講料は、他の猫資格と比べると一般的な金額と言えます。
ただし、独学と比べるとグンと高いでしょう。
しかしながら、猫健康管理士の通信講座では頻繁に「半額キャンペーン」を実施していいます。
この金額が半額になることを考えるとかなりリーズナブルと言えるでしょう。
独学の場合も以下のような費用はかかります。
- テキスト代などの教材費
- 受験料
例えば「新しい猫の教科書」という本は4,620円で販売されていました。
このような本を数冊買うとなると、意外と高額になるでしょう。
またこの通信講座には受験料が含まれていますが、独学で受験する場合は当然受験料がかかります。
1万円が相場となっていますので、この費用も考慮しなければなりません。
猫健康管理士の通信講座の費用のほうが、半額キャンペーンを利用すれば安くなるかもしれませんね。
キャンペーンの最新情報は公式サイトからチェックしておきましょう。
猫健康管理士の受験方法は自宅受験
ここまで、猫健康管理士の通信講座について解説してきました。
「独学で取得したい」という方も多いと思いますが、この資格は通信講座のみ。
しかし独学に近い形で勉強できるので、独学希望者にも向いているでしょう。
さらにここからは、受験方法について見ていきたいと思います。
独学の場合は、試験日程を確認した上で申し込み、当日は会場へ行き受験する流れが一般的です。
試験日程に合わせる必要があり、会場へ足を運ぶ手間もあります。
一方で猫健康管理士は通信講座にすべて含まれている形なので、そのような手間がありません。
詳しく見ていきましょう。
自宅で好きなタイミングで受験できる
この資格の受験方法は自宅受験です。
通信講座に申し込むと教材セットと一緒に、以下のセットが送られてきます。
- 認定試験問題
- 認定試験解答用紙
- 返信用封筒
テキストや問題集で勉強した後、自宅で試験問題を解き、解答用紙に記入して返送するだけです。
試験日程も決まっていませんので、好きなタイミングで受験することができます。
これは猫健康管理士の通信講座ならではのメリットと言えますね。
受験料はかからない
前述したように、この通信講座の受講料には受験料も含まれています。
独学の場合のように別途受験料がかかりません。
費用だけでなく、自分で申し込む手間がかからない点も嬉しいですね。
合格率が高い
独学で勉強して受験するタイプの試験と比べると、猫健康管理士の試験は難易度が低いです。
公式に発表されている情報によると、なんと9割以上の方が合格していることがわかります。
この通信講座では、テキストなどの教材を使い、猫の健康に関わる情報をきっちり学ぶことができます。
そのため、試験では「正しく理解できているか」を確認するものになっています。
しっかり学べる環境が整っているので、その中で真面目に勉強しておけば良いということですね。
難易度について、こちらの記事「猫健康管理士とはどんな資格?合格率や難易度も解説」で詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
猫健康管理士は独学ではなく通信講座で目指す資格
今回は、猫健康管理士は独学で勉強できるのか解説してきました。
この資格は残念ながら独学で勉強して取れる資格ではありません。
全日本動物専門教育協会の通信講座を受講する必要があるからです。
ただしこの講座は、「自分のペースで進められる」「受講料がお得になることがある」など、独学のメリットに近いものがあります。
さらに独学の難点を解消するような「テキストの質が高い」「モチベーションを維持しやすい」「メール質問が可能」という要素もあります。
さらに受験方法も自宅受験なので気楽です。
独学のように緊張の会場試験ではなく、自宅でリラックスして受験できるので実力が出せるでしょう。
独学することはできませんが、独学したい方に向いている通信講座だと言えます。
猫健康管理士を独学で受けたい方は、通信講座の公式サイトから具体的な利用方法をチェックしてみてはいかがでしょうか。