犬、猫に関する基礎知識、健康管理、しつけ、グルーミングなど幅広い知識を身に着けるペットケアアドバイザー資格。
愛猫のお世話のため、猫と関わる仕事に就くために取得したいと検討中の方も多いでしょう。
しかし、「試験に合格できるか不安」「難易度が高そう」など不安な方もいると思います。
社会人にとって試験を受けること自体、ハードルの高さを感じてしまいますよね。
そこで今回の記事では、ペットケアアドバイザー資格の試験の合格率や難易度について解説したいと思います。
結論から申し上げますと、ペットケアアドバイザー資格の試験の難易度はあまり高くありません。
ただし、勉強する内容はやや難易度が高いので、きちんと試験対策する必要があります。
ペットケアアドバイザー資格の試験に不安がある方も、難易度が低いこと、さらに試験対策について知っておけば、安心して受験できるでしょう。
ペットケアアドバイザー資格の試験の難易度は?
ペットケアアドバイザー資格は、犬猫のお世話から病気に関する知識まで学べる人気資格です。
大手通信講座「資格のキャリカレ」で勉強できるところも人気の理由となっています。
しかし問題は検定試験ですよね。
せっかく頑張って勉強しても、検定試験に合格しなければ意味がありません。
特にこの資格は専門性の高い知識も勉強するため、難易度が高そう…と心配する方も多いでしょう。
以下のような疑問から見ておきましょう。
ペットケアアドバイザー資格合格率はどれくらい？
資格の難易度を知るためには、検定試験の合格率を見るとわかりやすいですよね。
っまた、合格点、合格基準などもわかると、どれくらいハードルが高い試験なのか判断できます。
ペットケアアドバイザー資格の合格率や合格点はどれくらいなのでしょうか。
自分が合格できるレベルなのか、頑張って勉強しても難しいレベルなのか知りたいですよね。
ペットケアアドバイザー資格の試験対策は?
ペットケアアドバイザー資格のような専門的な知識を学ぶ資格の場合、きちんと試験対策をしておく必要があるでしょう。
どのような学習の進め方をすれば良いのか、合格のためのコツなどがあれば知りたいですね。
ペットケアアドバイザー資格の取得を目指したいと思っても、このような疑問や不安があると躊躇してしまいますよね。
次の章では、ペットケアアドバイザー資格の難易度について、さらに試験対策におすすめの方法をご紹介したいと思います。
ペットケアアドバイザー資格の難易度は低め
ペットケアアドバイザー資格を取るためには、資格のキャリカレの「ペットケアアドバイザー資格総合講座」を受講して約6ヶ月を目安に勉強します。
カリキュラムが終了したら、この資格の認定機関である日本能力開発推進協会に申し込み、自宅で検定試験を受ける流れになります。
それでは、この試験の難易度はどうなっているのでしょうか。
結論から申し上げますと、ペットケアアドバイザー資格の試験の難易度は低めです。
合格率は公表されていませんが、以下のような理由から比較的易しい試験であることが伺えます。
- 合格基準は得点率70%以上
- 自宅で試験を受けられる
- テキストを見ながら受験してOK
- 再試験が可能
「これなら安心して受けられそう！」と思える内容ですよね。
それでは、もっと詳しくご説明していきましょう。
合格率は非公開
ペットケアアドバイザー資格は、日本能力開発推進協会が認定を行っている民間資格です。
そのため、獣医師のような国家資格とは違い、合格率が公表されていません。
残念ながら、合格率から難易度を判断することはできません。
ただし、ペットケアアドバイザー資格に関する口コミを調べてみると「合格率は9割以上」「ほぼ全員が合格している」などの情報が目立ちます。
いずれにしても合格率はかなり高いと言えるでしょう。
それは、以下のような理由があるからです。
合格基準は得点率70%以上
民間資格の場合、満点とまではいかなくても「得点率80%以上」レベルの合格基準が多い傾向にあります。
ペットケアアドバイザー資格は、合格率は公表していませんが、合格基準は公表しています。
「得点率70%以上」が合格基準です。
一般的な民間資格と比べても合格基準が低めだと言えます。
試験の難易度は低いと判断して良いでしょう。
しかも検定試験では、各領域の中で重要な部分が出題される傾向にあります。
引っかけ問題や難問が出題されることは少ないため、各領域の重要ポイントをきちんとおさえておけば、スムーズに解答できるでしょう。
自宅で試験を受けられる
民間の猫資格の中には、試験会場へ行き受験する検定試験もあります。
慣れない場所での緊張、制限時間のプレッシャーなどを感じながら挑むことになるため、実力が出しにくいかもしれませんね。
ペットケアアドバイザー資格は会場試験ではなく、自宅で好きな時に受験できるスタイルです。
通信講座でのカリキュラムが終了したら、検定試験に申し込み、送られてきた問題を解くという流れになります。
好きな場所、好きな時間にリラックスして取り組めるので、実力を発揮することができるでしょう。
テキストを見ながら受験してOK
ペットケアアドバイザー資格は自宅で受験するタイプの検定試験です。
しかもテキストを見ながら、じっくり解答してOKとなっています。
テキストの内容を暗記しておかなくても解くことができるので、難易度が低いテストと言えるでしょう。
実はこの検定試験は、知識を暗記しているか問うものではなく、知識がきちんと身に着いているか問う試験となっています。
テキストの内容を理解できていれば良いということです。
「試験」というよりも、課題提出に近いかもしれませんね。
再試験が可能
さらにペットケアアドバイザー資格の検定試験は、合格点が取れなくても一発アウトにはなりません。
もし不合格だった場合は、再テストを受けることができます。
しかも何度再テストを受けてもOKです。
合格率９割以上と言われるのも納得のシステムですね。
「もし不合格だったら、今までの努力が無駄になってしまう…」という心配がないので、安心して取り組めるでしょう。
ただし、1回テストを受けるたびに5千円程度の受験料がかかりますのでご注意ください。
再テストOKであっても、できれば一発合格を目指したいですね。
ただし学習内容の難易度は高めなので要注意
ここまで、ペットケアアドバイザー検定試験の難易度が低いと言われる理由を見てきました。
「簡単な試験みたいだから、勉強しなくても大丈夫そう」と思った方は多いでしょう。
しかし、試験の難易度は低くても、学習する内容の難易度は決して低くありません。
前述したように、ペットケアアドバイザー資格の試験は、テキストを見てOKなので知識を丸暗記する必要はないでしょう。
テキストの内容を理解しておけば解ける問題がほとんどだと思います。
しかしながら、テキストの内容は範囲が広く、一部専門的な用語なども含まれているため、きちんと勉強しないと理解するのは難しいでしょう。
猫に特化した資格ではなく、犬猫に関する知識を学ぶ資格なので、学習範囲がかなり広いです。
また、ペットケアアドバイザー資格総合講座では、ワンランク上の「上級ペットケアアドバイザー資格」を目指すことも可能であるため、専門的な勉強も含まれています。
試験の難易度が低いから大丈夫と油断せずに、しっかり学習に取り組んでおくことが大事ですね。
ここまで、ペットケアアドバイザーの試験の難易度について見てきました。
残念ながら合格率は公表されていませんが、かなり高い合格率だと思われます。
その理由は、「合格基準が低い」「自宅受験」「テキストを見てOK」「再テストOK」だからです。
しかし前提として、テキスト内容を一通り理解しておく必要があり、そのテキスト内容は決して簡単ではありません。
検定試験に向けて、きちんと勉強しておきましょう。
次の章では、具体的な試験対策についてお話したいと思います。
ペットケアアドバイザー資格の試験対策
ペットケアアドバイザー試験はあまり難易度が高い試験ではありません。
しかし、テキストの内容をきちんと理解しておかないと、スムーズに解答することができないでしょう。
また、ペットケアアドバイザーを取得する目的は、試験に合格するだけでなく、きちんと猫知識を身に着けることでしょう。
せっかく時間とお金をかけてペットケアアドバイザー資格総合講座を受講したのに、知識が身に着かなかったら勿体ないですよね。
しっかり学習して知識を見つけながら、同時に試験対策もしていきましょう。
そのためにおすすめの方法は以下の4つです。
- 学習計画
- キャリカレノートを活用する
- スマホ学習を取り入れる
- 質問サービスをフル活用する
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
①学習計画を立てる
前述したように、ペットケアアドバイザー資格総合講座では、犬と猫に関する幅広い知識を学びます。
以下のような6つの項目に分かれており、1項目1ヶ月ずつが目安です。
- 1ヶ月目：犬に関する基礎知識と健康管理
- 2ヶ月目：猫に関する基礎知識と健康管理
- 3ヶ月目：犬と猫のしつけ＆セラピー
- 4ヶ月目：ペットケアアドバイザーの基本編
- 5ヶ月目：ペットケアアドバイザーの実技編
- 6ヶ月目：犬と猫の病気編
このカリキュラムは、1日30分、週2～3日を目安に学習すると、6ヶ月で終了する内容になっています。
ただし、この6ヶ月は目安であり、実際は最長約2年まで受講することが可能です。
仕事や子育てなどの都合でゆっくり勉強したい方は、自分なりの学習スケジュールを考えておくと良いでしょう。
例えば、「週末1時間ずつ勉強して、1項目2ヶ月かけて勉強する」など具体的に決めておくと、スムーズに取り組めると思います。
また、はじめは基礎的な勉強ですが、徐々に難しい内容になっていきます。
あらかじめ勉強する内容をチェックし、全体像を把握しておくと、途中で挫折せずに進められるでしょう。
②キャリカレノートを活用する
資格のキャリカレでは、「キャリカレノート」というオリジナルノートを採用しています。
テキストの重要部分を効率よくまとめていくノートなのですが、これを使うことで知識が定着しやすくなります。
「テキストでインプットする➡ノートでアウトプットする」を繰り返すことで、知識が身に着いていくでしょう。
テキストと連動するページが書かれているので、テキストと行ったり来たりしながら使えるところも便利です。
最終的なテスト対策にも役立つ優れもの教材なので、しっかり活用しましょう。
③スマホ学習を取り入れる
一般的な通信講座での勉強がメインになります。
資格のキャリカレの場合も、テキストをメイン教材として勉強を進めるのですが、スマホ学習も取り入れているのが特徴です。
確認問題はWEB対応になっているので、スマホでサクサク解くことができます。
テキストで覚えてノートにまとめた後、スマホで問題演習に取り組めば、しっかり知識が定着していくでしょう。
テキストやノートでの学習は場所が限られてしまいますが、スマホなら通勤途中や出先などでも気軽に使うことができます。
すきま時間を有効活用しながら試験対策できるのが嬉しいですね。
④質問サービスをフル活用する
資格のキャリカレは、ただテキストを送って終わりではなく、さまざまなサポートサービスを行っています。
添削指導や就職・転職へのアフターサービスなどがあるのですが、特におすすめなのが質問サービスです。
テキスト学習をしていてわからない部分があった場合は、メールで質問すると、すぐに返答がもらえるシステムになっています。
他の通信講座でも行われているサービスではありますが、回数に制限があるケースが多いです。
資格のキャリカレの場合は回数制限がないので何度でも質問することができます。
この質問サービスを利用すれば、より効率よく勉強を進められるでしょう。
専門的な用語や、わかりにくい解説などがあっても、すぐに質問して問題解決をしながら勉強できるので便利ですね。
ペットケアアドバイザー資格の試験の難易度は低め、ただし試験対策は必要
今回はペットケアアドバイザー資格の試験の合格率や難易度について解説してきました。
検定試験の合格率は公表されていません。
しかし、「合格基準が低い」「自宅受験」「テキストを見てOK」「再テストOK」という理由から難易度は低めだと言えます。
ただし、テキストを理解していないと、テキストを見てOKであっても、違う部分を書いてしまうなど、間違えてしまう可能性があります。
再テストOKであっても、何度も受験料を払って受験するのは嫌ですよね。
ペットケアアドバイザーとしての知識をきちんと身に着けるためにも、しっかり試験対策をしておきたいですね。
今回ご紹介した試験対策をすれば、効率よく進められるのでおすすめです。