猫を育てる上で必要な知識を持っていることを証明する「猫の育て方アドバイザー」資格。
愛猫のお世話に活かしたり、猫を飼っている人にアドバイスができるなど、様々な活かし方がある資格です。
取得したいと思っている猫好きの方も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが勉強方法ですよね。
通学や通信講座はハードルが高いけれど、独学で取れるなら挑戦してみたいと思っている方もいるでしょう。
猫の育て方アドバイザーは独学で取れる資格なのでしょうか。
結論から申し上げますと、独学で取得することは可能です。
しかし過去問や公式テキストが市販されていないため、独学で取るのは難しいかもしれません。
今回の記事では、猫の育て方アドバイザーを独学で取る方法、さらに独学で取るメリットデメリットまで解説したいと思います。
具体的な内容を見ていただくと、猫の育て方アドバイザー取得のために、自分に独学が合っているか否か見極めることができるでしょう。
猫の育て方アドバイザーは独学で取れる資格?
「猫の育て方アドバイザー」は、猫の育て方のアドバイザーになれるという猫好きにはたまらない資格ですよね。
独学で取得できる資格なら勉強してみようかな…と思う方もいるでしょう。
民間資格を取る場合には、大きく3つの勉強方法があります。
「学校に通う」「通信講座を受講する」「独学」です。
猫の育て方アドバイザー資格の場合はどうなのでしょうか。
以下のような疑問がある方もいると思います。
独学で取る方法を知りたい
猫の育て方アドバイザーを独学で取る場合は、どのような方法で勉強し、取得を目指せば良いのでしょうか。
資格を取るためには、試験に申し込むなどいくつか手続きが必要になります。
具体的にどのような方法で進めるのか知っておきたいですよね。
またそもそも独学で取れない場合は、どんな方法で勉強すれば良いのでしょうか。
独学のメリットデメリットを知りたい
独学で勉強することに不安がある方もいるでしょう。
そこで知りたいのが、猫の育て方アドバイザーを独学で目指す場合のメリットやデメリットでしょう。
独学で勉強を始める際には、きちんとデメリットも把握しておきたいですね。
このように、猫の育て方アドバイザーの独学に関する情報をお探しの方は多いでしょう。
次の章では、これらの疑問や不安を解消するために、猫の育て方アドバイザーは独学OKか、さらに独学のメリットデメリットなどを解説したいと思います。
猫の育て方アドバイザーは独学で取得可能!勉強方法や受験方法を解説
民間資格の多くは、通信講座やセミナーの受講などが必須条件になっています。
決められたカリキュラムを修了すること、課題提出をすることが条件になっているケースが多いです。
その場合は、独学で勉強したいと思っても指定された方法で取得を目指す必要があります。
しかし猫の育て方アドバイザーの場合は、そのような指定がありません。
猫の育て方アドバイザーの認定を行っているのは、日本生活環境支援協会(JLSEA)です。
この協会の公式サイトから申し込み、試験を受けることが可能です。
合格点に達することができれば、資格取得となります。
独学で勉強したい方にも対応している資格と言えますね。
それでは具体的にどのような方法で取得を目指すのでしょうか。
勉強方法、試験の流れをご紹介したいと思います。
勉強方法は完全に独学
猫の育て方アドバイザーの認定講座は、SARAスクールの「猫の育て方講座」です。
この講座を受講した場合は、検定試験対策のためのテキストで勉強します。
しかしこのテキストは市販されていません。
過去問などもありません。
つまりテスト対策用の教材がない状態で完全に独学することになります。
主な勉強方法は以下のようなものになるでしょう。
①公式サイトから出題内容を予想して勉強する
猫の育て方アドバイザーの認定機関である日本生活環境支援協会の公式サイトには、この資格を取るために必要な知識が記載されています。
例えば以下のようなものがあります。
- 猫の選び方
- 猫を買う上で必要な環境作り
- 猫を飼う上で必要な費用
- 猫を飼う前に揃えるべき用具とその特徴
- 子猫と母猫の対応
- 子猫の病気について
- 動物病院での対応
このような項目をチェックし、それに応じた知識を勉強しておくと良いでしょう。
しかし大体の試験範囲を予想することはできても、どのような切り口で出題されるのか、どの程度の難易度なのか等はわかりません。
しっかり試験対策をしようと思ったら、かなりの時間と労力がかかるでしょう。
また参考にするものは、書籍やネット情報になると思います。
書籍の場合は購入する必要がありますし、ネット情報は信憑性があるか見極める必要がありますね。
いずれにしてもスムーズに勉強するのは難しいかもしれません。
②猫に関する書籍で勉強する
最近は猫に関する様々な本が販売されています。
そのような本を読んで猫の知識を網羅的に勉強しておくという方法もあるでしょう。
しかし猫の育て方アドバイザー資格に関係のない部分まで勉強することになるため、非効率な勉強になってしまうかもしれません。
何冊も本を購入したのに検定試験に役立たなかった…という失敗もあるでしょう。
受験は公式サイトから
次に試験の受け方について見ていきましょう。
試験概要を以下にまとめましたのでご覧ください。
受験資格 | 特になし |
受験料 | 10,000円(税込) |
受験申請 | インターネットからの申し込み |
受験方法 | 在宅試験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
試験日程 | 2ヶ月に1回 ※偶数月 |
合格認定証の発行 | 5,500円(税込) |
合格認定カードの発行 | 5,500円(税込) |
この資格には特に受験資格はありません。
どなたでも受けることが可能です。
費用は受験料と認定証の発行にかかる料金になります。
「認定証は不要だからカードだけ発行してもらった」という口コミもありました。
認定証の必要の有無はご自身で判断してくださいね。
それではこのような概要を把握していただきながら、実際の申し込みから取得までの流れをご覧ください。
①日本生活環境支援協会の公式サイトにアクセスする
猫の育て方アドバイザーの認定を行っているのは、日本生活環境支援協会(JLSEA)です。
試験を受けるためには、まずこの協会の公式サイトにアクセスしましょう。
資格一覧から「猫の育て方アドバイザー」を選び「お受験申し込み」をクリックします。
②受験者情報の入力をする
再度資格一覧が出てきますので「猫の育て方アドバイザー」にチェックを入れて「受験者情報の入力へ」をクリックします。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 支払方法
- 受験者情報の入力
このような項目を入力して送信します。
受験料は10,000円となっています。
クレジットカード払いか、書類が届いた際に支払うこともできます。
③確認メールが届く
申し込み時に登録したメールアドレスに、日本生活環境支援協会から確認メールが届きます。
④書類が送られてくる
日本生活環境支援協会から受験に必要な書類が届きます。
- 受験票
- 問題用紙
- 解答用紙
- 返信用封筒
などが入っています。
書類は着払いで届きます。
この時に受験料を支払うこともできます。
⑤自宅で受験する
猫の育て方アドバイザー資格は受験期間が決まっています。
例えば現在(2024年5月)の日程は以下です。
- 試験日程:2024年6月20日〜25日
- 受験申込期間:2024年5月1日〜31日
申し込みをする際にはこの試験日程を確認しておきましょう。
試験は2ヶ月に1回、基本的に偶数月に実施されています。
指定された試験日程に従って試験を受けます。
試験日は数日間もうけられていますので、都合の良い日に自宅にて受験しましょう。
⑥解答用紙を提出する
受験が終わったら、解答用紙を返信用封筒に入れて提出します。
解答提出の期日を守るように注意してくださいね。
⑦試験結果を確認する
試験の合否結果は日本生活環境支援協会の公式サイトから確認します。
合格した場合は、合格者専用ページから認定証の発行を依頼しましょう。
発行には以下の費用がかかります。
このような流れで勉強し、試験を受けて資格取得を目指すことになります。
実際に独学でも資格が取れたという方の口コミも見られます。
「独学で取る方法を知りたい」の疑問は解消されたでしょう。
次も「独学で取るメリットデメリットを知りたい」の疑問について考えたいと思います。
猫の育て方アドバイザー資格を独学で取るメリットデメリット
猫の育て方アドバイザーは独学で取得を目指すことが可能です。
しかし独学で本当に合格点が取れるのか不安な方は多いでしょう。
独学で取得を目指す際には、独学のメリットデメリットを知り、納得してから申し込みたいですね。
それではどんなメリットデメリットがあるのか見ていきましょう。
独学で猫の育て方アドバイザーを目指すメリット
まずは猫の育て方アドバイザー資格を独学で目指すメリットからご紹介します。
①費用をおさえることができる
独学の最大の魅力とも言えるのが、通学や通信講座のような学費がかからないことです。
最近はテキストを買わずにインターネットだけで勉強して資格取得を目指す方も少なくありません。
猫の育て方アドバイザーの勉強を通信講座で行うと、6万円ほどの受講料がかかります。
この受講料が一切かからないところが独学のメリットですね。
②好きなペースで勉強できる
通信講座を受講する場合は決められたカリキュラムに沿って勉強を進めることになります。
テキストを読み進めるだけでなく課題を提出して添削指導を受ける必要もあります。
仕事や子育てに忙しい方の場合はストレスに感じてしまうかもしれません。
独学ならそのような縛りはありません。
自分の好きなペースで勉強できるところがメリットと言えるでしょう。
③挫折してもダメージが少ない
猫の育て方アドバイザーの通信講座の基本コースの受講料は6万円程度、もっと高額のコースもあります。
そのため、もし途中で挫折してしまった場合はその多額の受講料が無駄になってしまうでしょう。
独学の場合はそのようなダメージがありません。
とりあえず勉強をしてみて合格できそうと自信が持てたら試験に申し込めば良いでしょう。
また万が一不合格だった場合も、受験料だけのダメージで済みますね。
独学で猫の育て方アドバイザーを目指すデメリット
次に通信講座を利用せず独学で猫の育て方アドバイザーを目指す場合のデメリットを見ていきたいと思います。
①テキストや過去問がない
市販されているテキストや過去問があれば、独学でも十分な試験対策ができるでしょう。
しかし猫の育て方アドバイザー資格の場合、市販テキストは販売されておらず、過去問も公表されていません。
前述したように「公式サイトの情報から試験問題を予想する」「書籍を買って猫知識を網羅的に勉強する」などの方法で勉強することになるでしょう。
非効率な勉強になってしまうため、忙しい方には向いていない勉強法と言えますね。
②十分な知識が得られない場合がある
猫の育て方アドバイザー資格を取る目的は、「猫の育て方アドバイザー」を名乗ることだけではありません。
猫の育て方のプロとしての知識をきちんと身に着けることが目的です。
通信講座の場合は、テスト対策ではなく、「猫の育て方アドバイザー」と名乗るために必要な知識をきちんと勉強します。
独学で勉強した場合は、その十分な知識を身に着けられないかもしれせん。
十分な猫の育て方知識がなくても、運よく試験に合格することはあるでしょう。
しかし本当の意味で「猫の育て方アドバイザー」になれたとは言えないかもしれませんね。
このように独学で猫の育て方アドバイザーを目指すと、メリットもある一方で「テキストや過去問がない」「十分な知識が得られない」というデメリットがあることは覚えておきましょう。
もともと猫について幅広い知識を持っている方は独学でも良いかもしれません。
しかし一から猫知識を学びたいという方の場合は、独学よりも通信講座で勉強するほうが賢明でしょう。
次の章では、独学に比べて勉強しやすい通信講座についてご紹介したいと思います。
猫の育て方アドバイザー取得におすすめは通信講座SARAスクール
猫の育て方アドバイザーは独学でも取得できますが、初心者の方におすすめなのは通信講座です。
猫の育て方アドバイザーは、認定講座SARAスクールを受講して資格取得を目指すことができます。
ここからは独学と比較するために、SARAスクールの特徴をご紹介したいと思います。
まずはこの通信講座の概要をまとめましたのでご覧ください。
資格名 | 猫の育て方アドバイザー |
通信講座 | SARAスクール |
講座名 | 猫の育て方講座 ①基本コース ②プラチナコース ※試験免除 |
学習期間目安 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
受講料 | ①基本コース:59,800円 ②プラチナコース:79,800円 ※試験免除 |
教材 | テキスト2冊、練習問題、模擬試験 |
サポート体制 | 添削指導(5回)、質問サービス |
特徴 | ・猫の健康管理インストラクター資格も目指せる ・プラチナコースは試験免除で2資格取得できる |
このような概要を踏まえて、特徴をご説明したいと思います。
①1講座で2種類の資格取得を目指せる
SARAスクールの「猫の育て方」講座では、猫の育て方アドバイザーだけではなく、猫の健康管理インストラクター資格を目指すこともできます。
この資格についての詳細はこちらの記事「猫の健康管理インストラクター資格の口コミ評判」で紹介していますのでご覧ください。
一度の2つの資格を取得して仕事に活かしたい方、より幅広い猫知識を身に着けたい方におすすめの講座です。
②プラチナコースは試験が免除される
SARAスクールの講座では基本コースかプラチナコースを選ぶことができます。
基本コースはカリキュラム終了後に、各資格の試験を受ける流れになります。
独学の場合と同じように自宅受験のスタイルです。
一方プラチナコースの場合はカリキュラムが終了した時点で試験を受けずに2資格取得となります。
受講料は高くなりますが、確実に2資格取得したい場合はプラチナコースがおすすめです。
③出題範囲が網羅されたテキストで勉強できる
SARAスクールの講座では、試験に対応したテキストが使って勉強します。
猫の育て方アドバイザーになるために必要な知識が網羅された内容なので、しっかり猫知識を身に着けることができるでしょう。
自信をもって猫の育て方アドバイザーを名乗ることができますね。
ただ出題範囲を網羅しているだけでなく、出題されやすいポイントが要約されたテキストなので効率よく勉強できるメリットもあります。
④練習問題や添削課題を解くことができる
猫の育て方アドバイザー資格は過去問を公表していません。
独学の場合はこれがネックになりますが、SARAスクールの講座では練習問題や模擬試験、さらに添削課題を解くことができます。
過去問がなくても十分な試験対策ができるでしょう。
⑤質問サービスを利用できる
SARAスクールや添削指導の他に、質問サービスを設けて、学習サポートを行っています。
テキストを読んでいてわからない部分があれば、書面やメールで質問をすることができます。
専門スタッフから回答をもらいながら勉強できるので、挫折する心配が少ないです。
このように通信講座SARAスクールには、独学にはない魅力があります。
受講料がかかる難点はありますが、確実に取得を目指したい方、猫知識をしっかり学びたい方におすすめの勉強方法です。
猫の育て方アドバイザーの通信講座に関する詳細は、こちらの記事「猫の育て方アドバイザー資格の口コミ評判は?」でもご紹介しています。
実際にSARAスクールを受講した方の感想を参考にしたい方はぜひご覧ください。
猫の育て方アドバイザー資格は独学も可能!ただし難点もあるので要注意
今回は猫の育て方アドバイザーを独学で取得することについて解説してきました。
この資格は独学で勉強し、試験だけ受けることが可能です。
「費用をおさえられる」「マイペースで勉強できる」「挫折してもダメージが少ない」というメリットがあるでしょう。
しかし「テキスト、過去問がない」「十分な知識を得られない」などの難点があることは覚えておきましょう。
現時点で猫に関する広い知識、深い知識がある方の場合は、独学でもスムーズに勉強できると思います。
しかしこれらの難点に不安を感じる方は、通信講座SARAスクールの受講が無難でしょう。
独学の良い面、悪い面を理解した上で、自分にあった勉強方法を考えてみてくださいね。