猫動物ペットのブリーダー・繁殖に関する資格の種類は?タイプ別おすすめ資格をご紹介!

猫の「繁殖」「飼育」「販売」を行う猫ブリーダー。

猫を飼う人の増加に伴い、注目されている仕事の1つです。

スタッフとして働いたり、猫ブリーダーとして独立開業したいと模索している方もいるでしょう。

そこで気になるのか「どんな資格が必要か」ということですよね。

資格取得には時間が必要です。

猫ブリーダーを目指すなら、早めに資格を取っておきたいですよね。

今回の記事では、猫ブリーダーになるための資格について解説します。

結論から申し上げますと、猫ブリーダーに特別な資格は必要ありません。

しかし猫ブリーダー関係の知識を身に着けられる民間資格はあります。

どんな種類の資格があるのか、どんな方法で取得するか等の情報をご紹介したいと思います。

資格取得が不安で猫ブリーダーへの道を躊躇している方も、簡単に取れる資格があることがわかれば、前向きにトライできるでしょう。

猫動物ブリーダーになるために資格は必要?

ペットブームで猫を飼う人も増えており、猫ブリーダーを目指す方も増えています。

猫ブリーダーとは、血統書付きの猫の繁殖を行い飼育し、ペットショップなどに販売する仕事です。

繁殖、飼育、販売には専門的な知識が必要になるため、しっかり勉強しておく必要があります。

それでは猫ブリーダーになるために資格は必要なのでしょうか。

まずは以下のような問題から見ていきましょう。

猫ペットブリーダー・繁殖資格はどんな種類がある?

猫ブリーダーになるための資格にはどんな種類があるのでしょうか。

最近は猫に関する資格が多いので迷ってしまいますよね。

一口に猫資格と言っても、様々なタイプの内容なので、特にわかりにくいでしょう。

猫ブリーダーやペット繁殖に関する知識を得るためには、どのようなタイプの資格を選んだら良いのでしょうか。

猫ペットブリーダー・繁殖資格おすすめの取得方法は?

「猫ブリーダーになるために資格を取りたい、そして、できればスムーズに取れる資格がいい」という方は多いでしょう。

資格を選ぶ時には、取得方法も大事ですよね。

資格取得の方法は、通学、通信講座、独学があります。

それぞれの猫ブリーダー資格の取り方もチェックしておきたいですね。

猫ブリーダーになりたい方の中には、このようにブリーダー・繁殖資格に関する疑問がある方もいるでしょう。

資格がネックになってしまうと、ブリーダーを目指したくても躊躇してしまいますよね。

そこで次の章では、猫ブリーダーになるために資格について「必要性」「種類」「具体的なおすすめ資格」を解説したいと思います。

猫動物ブリーダー資格の必要性は?特別なペット繁殖資格は必要ない

まずは「猫動物ブリーダーになるために資格は必要?」の疑問に対して、猫ブリーダー資格の必要性を確認しておきたいと思います。

実は猫ブリーダーになるために特別な資格は必要ありません。

ただし、専門知識を身に着けるために資格を取得しておくのがおすすめです。

詳しくご説明していきますね。

特別なペットブリーダー資格は必要ない

獣医師になるためには国家試験に合格する必要があります。

しかし猫や動物ペットのブリーダーになるために必要な資格は特にありません。

ブリーダー業を営んでいる個人や会社に雇われる場合には、何の資格がなくても猫ブリーダーとして働くことが可能です。

ただし猫ブリーダーとして独立開業する場合には、「第一種動物取扱業登録」を行わなければなりません。

そしてこの登録を行う際には「動物取扱責任者」の資格が必要になりますのでご注意ください。

第一種動物取扱業登録については、こちらの記事「猫ブリーダーになるための第一種動物取扱業とブリーダー資格について」で詳しくまとめたいと思います。

また、動物取扱責任者の資格については、こちらの記事「猫ブリーダーになるための動物取扱責任者について」で改めてご説明したいと思います。

詳しく知りたい方はぜひこちらの記事をご参考ください。

動物ブリーダー・繁殖の専門知識を身に着ける民間資格がおすすめ

動物を「繁殖」「飼育」「販売」するペットブリーダーには専門的で幅広い知識が必要になります。

遺伝的な疾患を防ぐための交配を行い、健康な猫を飼い主に届けるためには、正しい知識を持ち責任をもって仕事に取り組まなければなりません。

日常的なお世話をしたり飼い主に飼い方を指導する際にも正しい知識が必要になります。

また販売に関する専門知識も必要になるでしょう。

このように猫ブリーダーとして働くためには様々な知識が必要になります。

その知識を独学で学ぶのは難しいでしょう。

そこでおすすめなのが、ペットブリーダーになるための繁殖・飼育・販売などの専門知識を身に着けることができる民間資格です。

必要となる知識を体系的に学ぶことができて、最終的に資格を取ることができます。

自信をもってブリーダー業に取り組むことができ、周りからの信頼を得ることもできるでしょう。

このように猫ブリーダーになるためには特別必要になる資格はありません。

ただし猫ブリーダーとして自信をもって業務に取り組むためには、幅広い知識を身に着けられ民間資格がおすすめです。

しかし「猫ブリーダー関係の資格はどんな種類があるの?」「取得方法は?」などの疑問がありますよね。

次の章では、猫ブリーダー関係の民間資格について、選び方や取得方法をご紹介したいと思います。

猫動物ブリーダー資格は民間資格がおすすめ!資格種類とおすすめ資格をご紹介

次に「猫ペットブリーダー・繁殖資格はどんな種類がある?」「おすすめの取得方法は?」の疑問について解説したいと思います。

猫ブリーダーを目指す方におすすめなのが、ペットのブリーダー・繁殖に関する知識を体系的に学べる民間資格です。

しかし様々な種類の民間資格があるため迷ってしまいますよね。

ここからは、猫ブリーダーに関連した資格の種類と、人気資格をご紹介したいと思います。

猫ブリーダーになるためにおすすめの民間資格の種類は大きく4つに分けて考えると良いでしょう。

1. 猫ブリーダー全般知識を学ぶ資格
2. 猫の繁殖について学ぶ資格
3. 猫の飼育について学ぶ資格
4. 猫の販売について学ぶ資格

それでは1種類ずつご説明していきましょう。

具体的におすすめ資格をご紹介し、その取得方法も解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

①猫ブリーダー全般知識を学ぶ資格

動物ブリーダーの仕事は「繁殖」「飼育」「販売」が主になります。

その一通りの仕事について網羅的に学びたい方は、ブリーダーとして全般的な知識を学べる資格が良いでしょう。

• ペットの繁殖や改良に関する知識
• ペットの健康管理に関する知識
• ブリーダー開業に必要な知識

一般的にこのような内容を学ぶことができます。

猫ブリーダーとして独立開業を目指す方におすすめの資格です。

資格名に「ブリーダー」とついている資格が多いので、飼い主や取引先の方に資格をアピールする際にもわかりやすいでしょう。

おすすめ資格「犬・猫ペットブリーダー」

猫ブリーダーに必要な全般知識を学ぶ資格として人気が高い資格は「犬・猫ペットブリーダー」です。

日本生活環境支援協会が認定機関となっています。

犬猫の繁殖や改良に関する基礎知識と、ブリーダー業務の知識を持っていることを認める資格です。

交配方法や健康管理などだけではなく、ブリーダーとしてビジネスに関する知識を幅広く学べるところも人気となっています。

開業準備やブリーダーの一日の業務内容、ペットショップとの取引方法など、実際にブリーダー業務に役立つ内容が満載です。

取得方法

犬・猫ペットブリーダー資格は通信講座「SARAジャパンスクール」を受講して勉強し資格取得を目指します。

猫ブリーダーに必要な知識を幅広く学ぶため難しい内容も含まれますが、無理なく進められるカリキュラムが用意されているので安心です。

初級編ではブリーダーの開業に関する学習、中級編では交配について、上級編では繁殖・販売の知識をより専門的な学習となっています。

カリキュラム終了後は自宅で受験し合格すれば資格取得となります。

しかしプラチナコースの場合は受験が免除されカリキュラムが終わった段階で資格を取ることができます。

またこの講座は「ペット繁殖インストラクター資格」の認定講座にもなっています。

基本コースの場合は2資格それぞれの試験を受ければ2資格取得が可能。

プラチナコースは試験免除で2種類の資格を取ることが可能です。

このW資格取得というところも人気の理由となっています。

猫ブリーダーに必要な知識が体系的に学びたい方、ブリーダーのビジネスに関する知識をより専門的に学びたい方におすすめの資格です。

ペット繁殖インストラクター資格も同時に取りたい方にもおすすめですね。

犬・猫ペットブリーダー資格についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事「犬・猫ペットブリーダー資格の口コミ評判を検証」もぜひご覧ください。

②猫の繁殖について学ぶ資格

動物ブリーダーの仕事は「繁殖」「飼育」「販売」が主になりますが、命を預かる仕事として特に重要な部分は「繁殖」に関することでしょう。

環境問題や動物愛護の配慮をしながらペットと共生する社会において、繁殖に関わるブリーダーの仕事は重要です。

勘や経験に頼る部分が多かった従来のやり方を見直し、適切な方法で繁殖することが求められています。

猫ブリーダーを目指す上で繁殖に関する知識を深めたい、広めたいという方はペットの繁殖に特化した資格を取ると良いでしょう。

大規模な繁殖施設などで働き、その中で指導的役割を果たしたい方にも向いている資格でもあります。

おすすめ資格「ペット繁殖インストラクター」

猫ブリーダーに必要な「繁殖」について学ぶ資格としておすすめは「ペット繁殖インストラクター」です。

日本インストラクター技術協会が認定を行っています。

犬猫の種類別の繁殖方法に関する知識を有していることを認める資格です。

猫の交配、劣性遺伝種繁殖の注意点など、繁殖に関する専門知識を深めることができます。

さらに猫の健康管理や食事管理など飼育に関する知識も身に着きます。

またブリーダーの業務に役立つだけでなく、ペット繁殖インストラクターとして講師活動などに役立つ資格でもあります。

幅広い仕事に活かせる資格という点もおすすめの理由です。

取得方法

ペット繁殖インストラクター資格を取るためには、通信講座「SARAジャパンスクール」を受講して勉強します。

1日30分程度、約6ヶ月で終了するカリキュラムが組まれており、無理なく進めることができるでしょう。

難しい分野もありますが、初心者にもわかりやすいオリジナルテキストとなっているので安心です。

基本コースの場合はカリキュラム終了後に自宅で受験し合格すれば資格取得となります。

プラチナコースの場合は受験不要で、カリキュラムが終了すると資格を取ることができます。

またこの講座は「犬・猫ペットブリーダー資格」の認定講座にもなっているため、2種類の資格を目指すことも可能です。

猫ブリーダーになるために繁殖知識を深めたい方、犬・猫ペットブリーダー資格も取りたい方、講師活動なども視野に入れて資格が取りたい方におすすめの資格です。

ペット繁殖インストラクター資格についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事「犬・猫ペットブリーダー資格の口コミ評判は?」も合わせてぜひご覧ください。

おすすめ資格「ペット繁殖指導員」

繁殖について学ぶ猫ブリーダー資格として「ペット繁殖指導員」資格もおすすめです。

日本ペット技能検定協会が認定を行っています。

トップブリーダーになるためだけではなく、生体を扱う施設で指導員として役割を果たすことを目的にした資格です。

動物看護・介護学の基礎から学ぶ資格なので、猫の生体をきちんと理解した上でブリーダーの仕事に取り組めるでしょう。

取得方法

ペット繁殖指導員資格を取るためには、通信講座ヒューマンアカデミーの「ブリーダー講座」か「ブリーダープロフェッショナル講座」を受講して学習を進めます。

ペット繫殖指導員の資格だけを取りたい場合は「ブリーダー講座」、他の資格も目指したい場合は「ブリーダープロフェッショナル講座」になります。

どちらの講座も、テキストに加えて、映像教材、eラーニングが充実しているのが特徴です。

ペット繫殖指導員の資格だけを取りたい場合は「ブリーダー講座」、他の資格も目指したい場合は「ブリーダープロフェッショナル講座」になります。

どちらの講座も、テキストに加えて、映像教材、eラーニングが充実しているのが特徴です。

猫ブリーダーになるために繁殖知識を深めたい方、指導員として大きな施設で働きたい方などにおすすめの資格です。

DVD教材やeラーニングが充実しているので、テキスト勉強だけだと飽きてしまうという方にもおすすめですね。

ペット繁殖指導員資格についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事「ペット繁殖指導員の口コミ評判は?」も合わせてぜひご覧ください。

③猫の飼育について学ぶ資格

動物ブリーダーの仕事として、日々のお世話や健康管理の重要な業務です。

常に猫たちの健康状態をチェックして、異変があれば的確な対応をしなければなりません。

また、飼い主に対して、健康管理、食事、日常的なお世話について指導や助言を行うのも猫ブリーダーの大事な仕事です。

そのような仕事をこなすためには、猫の飼育に関して学ぶ資格を取っておくと良いでしょう。

猫の飼育に関する資格はブリーダーだけでなく、猫に関わる仕事全般に活かせる資格でもあります。

ブリーダー以外にも猫の仕事に関わりたいと検討されている方は、猫の飼育に特化した資格を取っておくと役立つでしょう。

おすすめ資格「動物健康管理士」

猫ブリーダーを目指す方におすすめの飼育に特化した資格は「動物健康管理士」資格です。

日本ペット技能検定協会が認定を行っています。

ペットの健康管理に必要な知識を持ち、ペットの健康障害などにも対応できる資格です。

猫ブリーダーとして、正しい知識で猫の健康管理を行うことができるでしょう。

ブリーダー以外にも、動物病院、ペットショップ、ペットホテルなど様々な仕事に活かせる資格と言えます。

取得方法

動物健康管理士資格を取るためには、通信講座のヒューマンアカデミー「ブリーダープロフェッショナル講座」を受講する必要があります。

受講料は他の猫資格と比べると割高ではありますが、この講座を受講すると、ペット繁殖指導員、動物健康管理士、ペット販売士、ペット防災管理士の4資格を同時に目指すことができるためコスパが良いといえるでしょう。

猫ブリーダーになるために飼育に関する知識を深めたい方、ブリーダー以外の猫に関わる仕事も検討している方におすすめの資格です。

DVD教材やeラーニングで勉強したい方にもおすすめの通信講座です。

動物健康管理士資格をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事「動物健康管理士とは」もチェックしてみてくださいね。

④猫の販売について学ぶ資格

猫ブリーダーの仕事は、生まれた猫を直接飼い主に販売したり、ペットショップに販売することも含まれます。

猫ブリーダーとして成功するためには、繁殖や飼育に関する知識だけでは不十分です。

自ら開業する場合には、開業に関する知識が必要になります。

十分な収益を上げるためには、ビジネスとして成功させるノウハウを知っておく必要があるでしょう。

そこでおすすめなのがブリーダーとして猫の販売について学べる資格です。

動物を販売するために必要な知識を身に着けておけば、猫ブリーダーとして活躍することができるでしょう。

おすすめ資格「ペット販売士」

猫ブリーダー資格のうち販売に特化した資格としておすすめなのが「ペット販売士」資格です。

日本ペット技能検定協会が認定機関となっています。

生体管理、看護、衛生、流通など専門知識の習得を目指す資格します。

ペット販売士は、ペット生体やペットに関する器具やフードなどを販売する現場で、正しい飼育方法をアドバイスできることを認める資格です。

動物愛護に基づいたアドバイスを行うこともペット販売士の重要な役割となっています。

猫ブリーダーだけでなく、ペットショップなどの販売業に関わりたい方にもおすすめの資格です。

取得方法

ペット販売士の資格を取るためには、通信講座ヒューマンアカデミーの「ブリーダープロフェッショナル講座」を受講する必要があります。

4冊のテキストとDVD13巻を使い4ヶ月勉強した後、すべての添削課題に合格すれば資格取得となります。

動物健康管理士の章でもお伝えしましたが、この講座はペット繁殖指導員、動物健康管理士、ペット販売士、ペット防災管理士の4資格を同時に目指せるところが魅力です。

猫ブリーダーになるために販売、ビジネス面での知識を深めたい方、ペット販売に関わる職場で働きたい方などにおすすめの資格です。

大手通信講座で勉強したい方にも向いている資格と言えます。

ペット販売士の資格についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事「ペット販売士資格の口コミ評判を解説」をぜひ合わせてご覧ください。

猫動物ペットブリーダー資格におすすめは繁殖・飼育・販売に関する資格

今回は猫のペットブリーダーになりたい方におすすめの資格の種類を解説してきました。

猫ブリーダーになるために特別な資格は必要ありませんが、民間資格を持つことで自信を持って業務に取り組むことができます。

猫資格の種類は、「ブリーダー全般」「繁殖」「飼育」「販売」に特化したタイプがあります。

強みにしたい分野の資格を取るか、複数の資格を取るのも良いでしょう。

今回ご紹介した5つの資格は人気の通信講座で気軽に取得できる資格なのでおすすめです。

資格がネックで猫ブリーダーを躊躇している方も、具体的に目指す資格が決まれば、前向きに取り組めるでしょう。