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猫のトレーナーに役立つ資格はある?猫の習性・しつけが学べる資格をご紹介!

犬のしつけ教室などで活躍するドックトレーナーに比べて、猫のトレーナー(キャットトレーナー)はメジャーなものではありません。

しかし猫ブームが続く中、猫のしつけができるトレーナーの需要も増えつつあります。

「猫のトレーナーになりたい」「猫のしつけができるようになりたい」という方もいるでしょう。

そして気になるのが、猫のトレーナーになるための資格ですよね。

猫のしつけについて学べる資格はあるのでしょうか。

今回の記事では、猫のトレーナーに関する資格について解説したいと思います。

ドックトレーナーに比べると猫のトレーナーの数は少なく、資格も多くありません。

しかし猫トレーナー資格はメリットが多いと言えます。

どんなメリットがあるのか、さらにおすすめの猫トレーナー資格をご紹介したいと思います。

犬に比べてマイナーなキャットトレーナーですが、役立つ資格が見つかれば、取得に向けて頑張ることができるでしょう。

猫のトレーナーの資格はある?

猫と一緒に暮らしている中で、猫の困った行動に悩まされている飼い主の方は多いでしょう。

そのような方にアドバイス、サポートができる「猫トレーナー」という仕事があります。

しかし、この仕事について調べてみると、以下のような問題や疑問が出ると思います。

キャットトレーナーは少ない?

犬のしつけを行うドックトレーナーは有名ですが、キャットトレーナーはそれに比べてマイナーですよね。

キャットトレーナーとして働いている方は少ないため、猫のトレーナーとして活動したいと思っても情報を探しにくいかもしれません。

そもそも猫のトレーナー資格はない?

ペットのトレーナーの資格を探してみても、ドックトレーナーばかりでキャットトレーナーの資格はなかなか出てきません。

猫のトレーナーになるためには、何か資格が必要になるのでしょうか。

そもそも資格が必要ないのであれば、無理に資格を探す必要はないですよね。

 

猫のトレーナーに興味があっても、このような疑問がある方は多いのではないでしょうか。

次の章ではその疑問に答えるために「猫のトレーナーが少ない理由」「猫のトレーナーに役立つ資格」と解説したいと思います。

猫のトレーナーが少ない3つの理由

まずは「猫のトレーナーは少ない?」の疑問から見ていきましょう。

ドックトレーナーに比べてキャットトレーナーは実際に少ないです。

その現状を理解するために、なぜ猫のトレーナーは少ないのか、その理由から理解しておくと良いでしょう。

①猫のしつけは犬と比べると難しいから

ドッグトレーナーとは犬のしつけや訓練を行う職業のことです。

一方で、猫のしつけや訓練を行う職業はキャットトレーナー(猫のトレーナー)と呼ばれています。

しかしドックトレーナーに比べてキャットトレーナーは極端に少ないのが現状です。

その理由の1つは、猫のしつけは犬と比べると難しいから。

集団で狩りをする犬は、周りからの評価を大切にし、褒められたら喜ぶという習性があります。

そのため、褒めながらしつけをすることが可能です。

また、集団行動をする習性のある犬は、飼い主と一緒にトレーニングを楽しむケースが多いです。

一方猫は、単独で狩りをするため、周りから評価されたり、褒められても喜ぶということはありません。

単独行動を好みマイペースな猫はトレーニングを好まない傾向にあります。

犬の猫も人の良きパートナーとされていますが、このように習性が大きく異なるため、犬に比べて猫のしつけは難しいのです。

②猫のしつけは代行が難しいから

上の章でご説明したように猫の習性を考えると、犬のように何かを教え込むことはできません。

「ダメなことを理解させる」しつけ方法ではなく、「ダメなことをしないように行動を習慣づける」しつけをするが大切です。

そのため、猫のしつけはトレーナーが代行して教え込むというよりも、飼い主が主体となり行うほうがスムーズになります。

環境を整えて、猫が習性通りに行動しやすくすることが、猫のしつけでは重要と言えます。

キャットトレーナーはドックトレーナーに比べて、飼い主に対処法をアドバイスするスタンスが強いです。

このような状況から、キャットトレーナーの数はドックトレーナーより少ないと言われています。

③キャットトレーナーの仕事・資格は少ないから

猫のトレーナーが少ない理由は、そもそもキャットトレーナーの仕事が少ない、資格が少ないことも挙げられます。

犬はトレーナーの言う事に従って訓練を楽しむ傾向にあります。

ドックトレーナーを職業とする方は多く、ドックトレーナーになるための資格も多く存在します。

一方で人の言うことに従わない、訓練が嫌いな猫は、トレーニングが難しいのです。

そのため、そもそも猫のトレーナーという職業は少なく、猫のトレーナーになるための資格もほとんどありません。

このような状況から、キャットトレーナーという職業は少ないのでしょう。

猫のトレーナーになるための資格のメリット

犬に比べて猫のトレーナーは多くありません。

  1. 猫のしつけは犬と比べると難しいから
  2. 猫のしつけは代行が難しいから
  3. キャットトレーナーの仕事・資格は少ないから

このような理由からキャットトレーナーが少ないことがおわかりいただけたと思います。

しかしキャットトレーナーの需要は高まりつつあるのも事実です。

猫ブームが続く中、猫を飼う人は増え続けており、令和5年時点で猫の飼育頭数は犬の飼育頭数を超えています。

また、完全室内飼いをする猫が一般的となる中、人と猫が快適な共同生活をするために、猫のしつけをしたい・してほしいという声が高まっているといいます。

そこで注目されているのが、キャットトレーナーになるための猫に関する資格です。

猫のトレーナーになるための資格取得には、以下のようなメリットがあると言えます。

①猫について基礎知識を学べるから

猫は犬に比べてしつけが難しい動物です。

何かを教え込むのではなく、猫の習性を活かしたしつけが求められるでしょう。

そのためには、猫の習性を知る必要があります。

猫に関する資格では、猫のお世話方法だけではなく、基本的な猫の習性を学ぶものが多いです。

猫の性格や行動など基本的な知識を身に着けることができれば、スムーズにしつけができるようになるでしょう。

②愛猫のしつけに役立てられるから

猫のトレーナーになるための資格を取ることで、飼っている愛猫のしつけに役立てることができるようになります。

猫はしつけが難しい動物ではありますが、一緒に暮らす中で必要になる「トイレ」「噛み癖」「爪とぎ」などについてしつけをすることは可能です。

今まで無理にしつけようと思って失敗してきた方も、猫資格の知識を身に着けたうえで猫に向き合えば、今までとは違う関係が築けるかもしれませんね。

③猫に関わる仕事に役立つ

猫のトレーナーに関する資格は、猫に関わる仕事に役立てることもできます。

  • ペットサロン
  • ペットホテル
  • ペットショップ
  • 猫カフェ

などで働いている方の場合、キャットトレーナーの知識を身につけることで、ステップアップを図ることができるでしょう。

猫への対応する際に活かせるだけでなく、飼い主にしつけについて教えたりアドバイスすることもできます。

他のスタッフと差をつけることができたり、飼い主から信頼されれば、やりがいにも繋がるでしょう。

④独立開業も目指せる

ドックトレーナーとして活躍している方は多いですが、キャットトレーナーとして独立開業することも可能です。

キャットトレーナーになるために必須な資格はありませんが、猫のしつけのプロとしてのしつけを持っていれば、信頼度が高まるでしょう。

信頼度が高ければ、次の仕事に繋げることができたり、新規の顧客集めの時にも役立つでしょう。

猫のトレーナーに役立つ資格はある!おすすめ3資格をご紹介

ここまでお伝えしてきたように、猫のトレーナーやしつけに関する資格には、取得するメリットがあります。

飼っている愛猫のため、仕事で活かすために、検討してみてはいかがでしょうか。

しかし、「そもそも猫のトレーナー資格はない?」という疑問がありますよね。

ここからは、猫のトレーナーになるために役立つ資格をご紹介したいと思います。

「これがあれば猫のトレーナーになれる」という資格はありませんが、猫に関する基礎知識、猫のしつけについて学べる資格はあります。

以下の3資格は、猫のトレーナーを目指す方におすすめです。

No.1:ペットケアアドバイザー

資格名 ペットケアアドバイザー
認定機関 日本能力開発推進協会
学習方法 資格のキャリカレ
学習期間目安 6ヶ月
受講料 84,800円
受験資格 特になし
受験方法 在宅受検
受験料(税込) 5,600円
合格基準 得点率70%以上
試験日程 随時
猫トレーナー資格として
おすすめ理由
・猫のしつけについて学べる
・猫の特徴、性格について専門的な知識を得られる

日本能力開発推進協会が実施しているペットケアアドバイザー。

猫に関する歴史、特徴、性格、健康管理など幅広い知識を身に着けることを目的としています。

さらに、猫のしつけについて学ぶカリキュラムも含まれているため、猫のトレーナーを目指す方に役立つ資格です。

猫だけに特化した資格ではなく、犬と猫に関する資格なので、猫と犬の違いを理解しながら学べるメリットもあります。

ペットサロン、ペットショップ、動物病院などで活かせる資格です。

取得方法

ペットケアアドバイザーは通信講座「資格のキャリカレ」で勉強して取得を目指します。

6ヶ月を目安にカリキュラムにそって勉強した後、在宅受験をする流れです。

合格基準に達することができれば資格取得となります。

大手通信講座の資格のキャリカレなので、質の良い教材、手厚いサポートと勉強しやすい環境であることも魅力です。

 

猫の基礎知識、しつけについて学べる資格なので、キャットトレーナーを目指す方におすすめです。

ペットケアアドバイザーの情報は、こちらの記事「ペットケアアドバイザー資格の口コミ評判」で詳しくお伝えしています。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

No.2:愛玩動物飼養管理士

資格名 愛玩動物飼養管理士
認定機関 日本愛玩動物協会
学習方法 日本愛玩動物協会の通信講座
学習期間目安 6~8ヶ月
受講受験料 ・2級:32,000円
・1級:34,000円
受験資格 ・2級:満15歳以上の者
・1級:2級愛玩動物飼養管理士の資格を有する者
受験方法 会場試験
認定登録料
2級:8,000円
1級:20,000円
合格基準 得点率80%前後
試験日程 年に2回(2月、11月)
猫トレーナー資格として
おすすめ理由
・猫のしつけについて学べる
・動物取扱責任者の資格要件の一部になる

愛玩動物飼養管理士は、日本愛玩動物協会が実施している資格です。

ペットの正しい飼い方に関する知識の他、動物関係法令、動物愛護の精神などを身に着け、世間に広めることを目的とした資格です。

1級と2級に分かれており、1級の試験を受けるためには2級の取得が必須となっています。

この資格は、動物取扱責任者の選任要件の「動物関係の資格」の1つとして認められている資格です。

キャットトレーナーとして独立開業するために役立つ資格でもあります。

猫に特化した資格ではありませんが、「動物の行動としつけ」というカリキュラムがあり、猫のしつけについて学ぶことができます。

取得方法

愛玩動物飼養管理士の資格を取るためには、日本愛玩動物協会の通信講座を受講して勉強する流れになります。
学習期間は2級、1級を目指す場合は6~8ヶ月程度が目安です。

通信講座で勉強した後、全国の会場で行われている試験を受け、合格すれば資格取得となります。

実施は年に2回だけになりますので事前に日程確認をしておきましょう。

 

猫のしつけについて学べるだけでなく、猫について幅広い知識を体系的に学べる資格です。

詳しい内容を知りたい方は無料の資料請求をしてみると良いでしょう。

公式サイトから簡単手続きでOKです。

また、実際にこの資格を取得した方の情報を知りたい方は、こちらの記事「玩動物飼養管理士資格の口コミ評判を検証」もぜひご覧ください。

No.3:キャットケアスペシャリスト

資格名 キャットケアスペシャリスト
認定機関 日本ペット技能検定協会
学習方法 ヒューマンアカデミー
学習期間目安 4ヶ月
受講料 96,800円~
受験資格 特になし
受験方法 課題提出
受験料(税込) ライセンス交付料:各14,000円
合格基準 非公開
試験日程 随時
猫トレーナー資格として
おすすめ理由
・猫の専門知識を深められる
・キャットシッターの資格も取れる

キャットケアスペシャリストは日本ペット技能検定協会が実施している資格です。

猫の品種、飼育方法、看護学、繁殖、出産、歴史など猫に関する専門知識を深められる資格となっています。

犬猫が一緒になった資格が多いなか、この資格は猫に特化している資格です。

しつけについて専門的に学ぶ資格ではありませんが、猫の専門知識を学べるため、猫トレーナーを目指す方に向いています。

取得方法

キャットケアスペシャリストはヒューマンアカデミーの通信講座で学習します。

専門知識が多いため難しい部分もありますが、試験がなく課題提出だけで資格が取れるのでハードルは低いでしょう。

通信講座で勉強した後、課題提出をして合格点が取れれば資格取得となります。

さらに、の講座では、キャットケアスペシャリストの資格と同時にキャットシッターの資格についても学び取得を目指すことができます。

2つの猫資格を取り、キャットトレーナーに活かしたい方におすすめの資格です。

 

キャットケアスペシャリストの資格内容に関する情報は、こちらの記事「キャットケアスペシャリスト資格とは?口コミ評判について」でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

猫のトレーナーを目指すなら猫の専門資格を取っておこう

今回は猫のトレーナーに関する資格についてまとめてきました。

ドックトレーナーは多く存在しますが、キャットトレーナーはほとんどいません。

その理由は、猫はしつけが難しい動物であること、代行が難しいこと、キャットトレーナーの仕事が少ないことが挙げられます。

しかし猫のしつけについて学びたい、仕事にしたいという方は多く、そのために資格も注目されています。

猫のトレーナーになるために決まった資格はありません。

しかし今回ご紹介したような猫の基礎知識、しつけについて学べる資格を取ることで、愛猫や仕事で活かすことができるでしょう。