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動物健康管理士の給料は?どんな仕事に活かせる資格なのか徹底解説!

動物の健康管理に関する活動やアドバイスを行う資格である「動物健康管理士」。

ペット業界に就職、転職したい方や、独立開業したい方から注目されている資格のひとつです。

取得を検討されている方もいると思います。

そこで気になるのは動物健康管理士の給料でしょう。

せっかく頑張って取得しても「期待していた給料ではなかった…」となったらガッカリです。

ただし、「動物健康管理士の給料は〇円」という明確なものはありません。

動物健康管理士としてどんな仕事に就くかによって変わってくるからです。

今回の記事では、動物健康管理士を活かせる仕事を紹介し、その仕事の給料や資格の活かし方などを解説したいと思います。

動物健康管理士の資格を取ったら、具体的にどのくらい稼げるのか知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。

動物健康管理士の給料はどのくらい?

愛犬愛猫のために活かすことを主な目的としたペット資格もありますが、動物健康管理士の資格はペット業界に活かせる資格です。

この資格を取得して、ペット業界に就職・転職しようと考えている方は多いのではないでしょうか。

そこで知っておきたいのが、動物健康管理士の給料です。

ただし動物健康管理士としての明確な給料の目安はありませんので、以下のような疑問が生まれるでしょう。

どんな仕事に活かせる資格?

動物健康管理士の給料は、就職する仕事によって変わります。

ですので、健康管理士の給料を知りたいなら、どんな仕事に活かせる資格なのかチェックしておくとよいでしょう。

この資格を実施している日本ペット技能検定協会の公式サイトには、動物健康管理士は「動物病院、ペット飼育・販売の現場で病気予防に重点をおいた活動やアドバイスを行う資格」という記載があります。

「ペット飼育・販売の現場」とは具体的にどんな仕事なのでしょうか。

それぞれの仕事の給料は?

動物健康管理士の資格を活かせる仕事がわかったら、それぞれの仕事の給料をチェックしたいですよね。

もし現在の仕事を比べてアップすることがわかれば、前向きに資格取得に向けて頑張ることができます。

反対にダウンする場合でも「給料が減ってもペット業界で働きたい」と納得したうえでチャレンジできるので、後から後悔することがないでしょう。

このように「動物健康管理士を目指したいけれど、給料はどうなるんだろう…」と思っている方は多いでしょう。

次の章では、この疑問を解消するために、動物健康管理士の資格を活かせる仕事と、その給料について解説したいと思います。

動物健康管理士の資格が活かせるペット関連の仕事を解説

ペット業界に就職・転職するために動物健康管理士の資格を取りたいという方は多いでしょう。

この資格は動物看護・介護学、ペット社会学、ペット経済学など、ペット業界で働くうえで必要になる知識を幅広く学ぶことができます。

学ぶ内容・取得方法難易度などについてはこちらの記事「動物健康管理士とはどんな資格?」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

それではこの資格は、具体的にどんな仕事に活かすことができるのでしょうか。

  1. 動物病院(アニマルケアスタッフ)
  2. 老犬ホーム・老猫ホーム
  3. ペットショップ
  4. ブリーダー
  5. ペットサロン
  6. ペットホテル
  7. アニマルカフェ

動物健康管理士は、このような仕事に役立つ資格といえます。

それでは1つずつ見ていきましょう。

①動物病院(アニマルケアスタッフ)

動物健康管理士の資格が活かせる仕事として代表的なものは動物病院です。

動物病院のスタッフというと、「獣医師」「愛玩動物看護師」をイメージする方は多いでしょう。

この2つは国家資格になりますので、大学や専門学校に通い国家資格に合格することが必須です。

しかし動物病院には、獣医師、愛玩動物看護師以外にも「アニマルケアスタッフ」というスタッフがいます。

獣医師や動物看護師と連携しながら、動物のケアや受付などさまざまな業務行う職種です。

アニマルケアスタッフになるために特別な資格は必要ありません。

しかし動物健康管理士の資格があれば、正しい知識をもって動物のケアをすることができます。

動物健康管理士の資格を取るためには、以下のような知識を学びます。

  • 解剖生理学
  • 内科学
  • 外科学
  • 臨床検査学
  • 薬理学
  • 微生物-寄生虫学
  • 栄養学

この資格は国家資格ではありませんが、動物の健康管理のために必要な知識をしっかり身に着けることができます。

その知識は動物をケアするときに活かせるでしょう。

獣医師や動物看護師のサポートをする際にも役立つはずです。

アニマルケアスタッフの求人は「資格不要」と記載されていることがほとんどですが、動物健康管理士の資格を持っていれば面接でアピールすることができるでしょう。

②老犬ホーム・老猫ホーム

動物健康管理士は動物介護ホームでも役立つ資格といえます。

老犬ホーム・老猫ホームのスタッフは、介護が必要になった犬猫を飼い主に代わってお世話することが仕事です。

老犬、老猫のケアをするためには、健康管理に関する知識は不可欠でしょう。

動物健康管理士になるためには、動物看護・介護学をしっかり学びます。

正しい知識を持っていれば、自信をもってシニア動物のお世話をすることができるでしょう。

ペットの高齢化にともない、老犬ホーム・老猫ホームなどの動物介護施設は全国的に増えているといわれています。

資格を持つスタッフは現場で優遇されるかもしれませんね。

③ペットショップ

動物健康管理士の仕事としてペットショップを思い浮かべる方も多いでしょう。

ペットショップの業務は実は非常に幅広いです。

主に以下のような業務があります。

  • 動物のお世話
  • グルーミング
  • 販売
  • 商品管理
  • 清掃
  • お客様へのアドバイス

動物健康管理士になるためには、動物看護・介護学について学ぶので、動物のお世話やグルーミングなどに役立てることができます。

ペット経営学では、ペットビジネス概論なども勉強するため、販売や商品管理の業務に役立つかもしれません。

また、スタッフの重要な仕事は「お客様へのアドバイス」です。

販売する動物について的確なアドバイスができれば、お客様から信頼してもらえるでしょう。

④ブリーダー

動物健康管理士はブリーダー業で活かせる資格でもあります。

この資格はヒューマンアカデミーの通信講座「ブリーダープロフェッショナル講座」を受講して取得を目指します。

トップブリーダーを目指し、動物の繁殖に必要な知識を網羅的に学ぶ講座です。

  • 衛生管理
  • 伝染病予防
  • 動物愛護の精神
  • ペットビジネス視点をふまえた最先端の知識

このような繁殖ビジネスに必要となる知識を勉強します。

この講座の評判は、こちらの記事「ブリーダープロフェッショナル講座の口コミ評判は?」で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

知識ゼロの人でもトップブリーダーを目指せる講座となっているので、ブリーダー知識がない初心者の方でもチャレンジすることができるでしょう。

動物健康管理士はブリーダーとして就職したい方はもちろん、独立開業したい方にもピッタリの資格といえます。

⑤ペットサロン

動物健康管理士はペットサロンでも活用できる資格です。

ペット美容の現場でも、健康状態の確認はかならず必要になります。

動物健康管理士の知識が役立つでしょう。

この資格を取るためにはペット生体の身体の仕組みや病気について網羅的に学びます。

お手入れしながら、もし普段とは違うことがあれば、飼い主に的確なアドバイスができるでしょう。

健康面でのアドバイスもできるトリマーになりたい方はこの資格がおすすめです。

⑥ペットホテル

旅行や出張などで家を空けるときにペットホテルを利用する方が増加しています。

ペットを預かるだけのペットホテルもありますが、動物病院、ペットショップ、トリミングサロンなどの施設が併設しているケースが多いです。

このペットホテルの仕事にも動物健康管理士の資格は活かしやすいでしょう。

大事な愛犬愛猫を預けること不安を感じる飼い主は多いです。

動物健康管理士の資格があれば、そんな飼い主に対して安心感を与えることができるでしょう。

預かった愛犬愛猫に対して的確な健康アドバイスなどができれば、信頼を得ることができてリピーターになってもらえるかもしれません。

⑦アニマルカフェ

動物好きの方に大人気のお仕事といえばアニマルカフェでしょう。

動物健康管理士の資格はアニマルカフェでも活かしやすいといえます。

複数の動物が共同生活をするアニマルカフェでは、一匹一匹の健康管理が非常に重要です。

動物健康管理士になるためには、動物の健康管理に必要な知識を網羅的に勉強します。

アニマルカフェの動物たちの健康管理や伝染病予防に活かすことができるでしょう。

ただ動物たちのお世話をするだけでなく、正しい知識をもって健康管理をすることができれば、自信をもって仕事に取り組めるでしょう。

やりがいにも繋がるはずです。

このように、動物健康管理士の資格はさまざまなペットビジネスに活かすことができます。

愛犬愛猫のための初心者向けのペット資格も多いですが、この資格はプロ向けの資格です。

資格取得を目指す場合には、どのような仕事に活かしたいのかイメージしておくことが大切ですね。

動物健康管理士の給料事情について解説

ここまで、動物健康管理士の資格を活かしやすい仕事について見てきました。

さまざまな仕事に役立つ資格であることがおわかりいただけたと思います。

そこで気になるのは、それぞれの仕事の給料ですよね。

ここからは、動物健康管理士の給料事情についてご紹介したいと思います。

職種によってややバラつきがある

上の章でお伝えした職種ごとに給料の目安をまとめました。

給料は正社員で働いたときの金額です。

求人サイトや動物専門学校などの情報をもとに算出しています。

あくまでも目安として見ていただければと思います。

職種 給料(年収)の目安
①動物病院(アニマルケアスタッフ) 約259万円
②老犬ホーム・老猫ホーム 約180万円
③ペットショップ 約320万円
④ブリーダー 約300万円
⑤ペットサロン 約280万円
⑥ペットホテル 約288万円
⑦アニマルカフェ 約300万円

このように、職種によってややバラつきがあるといえるでしょう。

ただし、勤務形態やポジションなどによって給料が大幅に変わるケースもあります。

たとえばペットホテル支配人の場合、年収900万円ほどの求人もありました。

上表の給料を参考にしたうえで、求人情報をチェックしてみるとよいでしょう。

よりリアルな給料事情を把握できると思います。

日本人の平均給料より安い

国税庁の最新情報(2024年)によると、日本人の平均給与は461万円となっています。

動物健康管理士の主な就職先の給料は、日本人の平均給料より安いといえるでしょう。

平均給料以上を目指す場合は店長や支配人など責任者のポジションを狙うか、独立開業を目指すことをおすすめします。

アルバイトの場合は時給1,000円~1,500円が目安

動物健康管理士の資格を活かして、アルバイトやパートで働きたい方もいるでしょう。

正社員の給料同様に「動物健康管理士の時給は〇〇円」のような目安はありません。

ペットショップのアルバイト・パートの時給は1,000円~1,500円が一般的ですので、これをひとつの目安にするとよいでしょう。

地方より都会のほうが時給は高い傾向にあります。

独立開業で年収1,000万円を超えることも

動物健康管理士の給料は一般的な給料より低い傾向があります。

ただし、独立開業した場合は一般的な給料を大幅に上回る可能性があるでしょう。

たとえばペットサロン経営者の年収は1,000万円を超えるケースも見られます。

年収アップを狙いたい方は、独立開業を考えてみるとよいでしょう。

しかしながら、ペット業界で独立した場合、コンスタントに売り上げが上がるとは限りません。

年収にバラつきがあることは心得ておきましょう。

動物健康管理士の指定講座であるヒューマンアカデミーの通信講座では、独立開業したい方のためのサポートが充実しています。

ペット業界の全貌やペット業界の経営について学べる「ペットビジネス独立開業セミナー」に無料で参加するが可能。

そのほか、開業に関する相談をすることもできます。

今すぐ開業する予定がない方でも、相談だけしてみるとよいかもしれませんね。

動物健康管理士の給料は平均より低め、ただし開業で年収アップの可能性も

今回は動物健康管理士の仕事について、また給料について解説してきました。

この資格が活かしやすい仕事は、「動物病院」「老犬ホーム・老猫ホーム」「ペットショップ」「ブリーダー」「ペットサロン」「ペットショップ」「アニマルカフェ」と幅広いです。

年収は180万円~320万円ほどが相場になるため、日本の平均年収より低いといえるでしょう。

ただし独立開業した場合は年収アップの可能性があります。

「どんなペット関連の仕事をしたいか」「どれくらいの給料がほしいか」「どんな働き方をしたいか」をよく考えたうえで、動物健康管理士の資格を目指すとよいでしょう。

せっかく取得するなら、取得後はスムーズに仕事に活用したいですね。

この資格はヒューマンアカデミーの通信講座で目指すことができますので、詳しい情報を事前にチェックしてみてはいかがでしょうか。