愛玩動物飼養管理士の資格が取れる大学・専門学校は？学校で勉強するメリットデメリットを解説

動物関係の仕事に就職する際に役立つと言われている愛玩動物飼養管理士の資格。

実績ある資格というだけあり、合格するのはなかなか難しいとも言われています。

この資格は通信講座で取得することができますが、「学校に通ってしっかり勉強したい」という方もいるでしょう。

「愛玩動物飼養管理士の資格が取れる学校はある？」「大学や専門学校に通うメリットは？」などの疑問がある方もいるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、愛玩動物飼養管理士の資格を学校に通って取得することについて解説したいと思います。

愛玩動物飼養管理士の取得を目指せる大学、専門学校は実はたくさんあります。

具体的にどんな学校があるのかご紹介しましょう。

また、学校でこの資格を目指すメリットデメリットを解説します。

愛玩動物飼養管理士を通学で取得するか迷っている方も、具体的な情報がわかると、自分に合った学習スタイルなのか判断しやすくなるでしょう。

愛玩動物飼養管理士の資格は学校に通学して取れる？

愛玩動物飼養管理士は、毎年1万人以上の方が目指している実績と人気のある資格です。

取得を目指して勉強しようと検討中の方は多いでしょう。

しかし問題は勉強スタイルですよね。

資格を取る為には、独学、通学、通信講座などの勉強方法があり、「通信講座でしか取れない」などの決まりがあるケースが少なくありません。

愛玩動物飼養管理士は学校に通学して取ることができるのでしょうか。

取得できる大学・専門学校は？

通学OKの場合、どんな学校で取得できるのかも重要ですよね。

マイナーな資格だと、ごく一部の学校でしか取得できない場合もあります。

多くの大学、専門学校で取れると選択肢が広がるので取り組みやすいですよね。

愛玩動物飼養管理士の資格対策をしている大学、専門学校はどれくらいあるのでしょうか。

学校で勉強するメリットデメリットは？

学校に通って愛玩動物飼養管理士を目指したいと思う一方で「わざわざ学校に通わなくても良いのでは？」という疑問もありますよね。

この資格は通信講座を受講して自分で勉強して取得することも可能です。

通学する上で得られるメリットがわからないと、通学にすべきか躊躇してしまいますよね。

反対に学校に通う場合のデメリットも知っておきたいですね。

愛玩動物飼養管理士の資格を学校で取得する具体的なメリット、デメリットは何なのでしょうか。

「愛玩動物飼養管理士を取るなら学校で勉強したい」と思っても、このような疑問があると、本当に通学すべきか迷ってしまいますよね。

次の章では、愛玩動物飼養管理士の資格を取得できる大学・専門学校の情報、さらにメリットデメリットもご紹介したいと思います。

具体的な実情がわかると、通学すべきか見極めることができるでしょう。

愛玩動物飼養管理士の資格を取れる大学・専門学校をご紹介

愛玩動物飼養管理士の資格を通学スタイルで取得したい方に向けて、ここからは大学、専門学校情報をお伝えしたいと思います。

この資格は、愛玩動物飼養管理士の養成制度を採用している大学、専門学校、高校で取得を目指すことが可能です。

それらの学校では、通常のカリキュラムの中に、愛玩動物飼養管理士の資格対策授業が組み込まれています。

特別講義が実施されたり、先生が作成したオリジナル教材で勉強するなど、学校ごとに試験対策が行われています。

それでは、具体的にどんな学校があるのか見ていきましょう。

愛玩動物飼養管理士を目指せる大学

愛玩動物飼養管理士の資格の勉強ができる学校は、主に動物関連の専門学校です。

しかし一部の大学で取得を目指すことが可能です。

愛玩動物飼養管理士の資格のカリキュラムは、以下3つの大学で採用されています。

千葉科学大学、倉敷芸術科学大学は、動物関連の学科の中に愛玩動物飼養管理士の資格取得対策が含まれている形ですね。

動物やペットについての勉強に特化した勉強をして、その中で愛玩動物飼養管理士の資格を取りたい方は、これらの大学が向いているでしょう。

一方、梅花女子大学は、動物専門の学科ではありませんが、動物関連の資格を取得することが可能です。

例えば、心理学科では、「動物看護・介護学」「ペット社会学」「トレーニング学」といった愛玩動物に関する勉強をします。

その中で、愛玩動物飼養管理士の資格を目指せる形になっています。

心理学など動物以外の勉強もしながら、愛玩動物飼養管理士の資格を目指したい方はこちらの大学が向いていますね。

愛玩動物飼養管理士養成指定校

愛玩動物飼養管理士の資格を目指せる学校は、専門学校がメインです。

ただし、動物関連の専門学校ならどこでもOKというわけではありません。

「愛玩動物飼養管理士養成指定校」と、後述する「愛玩動物飼養管理士養成制度採用校」があります。

このうち、より厳しい条件をクリアしているのが前者の養成指定校です。

愛玩動物飼養管理士の試験を認定している「公益社団法人日本愛護動物協会」の基準を満たした学校だけが養成指定校として認められています。

愛玩動物飼養管理士になるための「充実したカリキュラム」「指導力のある先生」、さらに「受験生の合格率の維持」などが条件になっていると言われています。

養成指定校なら、安心して愛玩動物飼養管理士を目指すことができますね。

2024年6月時点の養成指定校をまとめましたのでご覧ください。

このように多くの学校が養成指定校になっていることがわかります。

また専門学校だけでなく、以下の高校も養成指定校になっています。

高校の時点で愛玩動物飼養管理士の資格を取っておきたい方はこちらの高校を検討してみても良いでしょう。

愛玩動物飼養管理士の資格は、毎年1万人以上の方が受験する人気資格です。

多くの専門学校や高校との連携もバッチリとれていることがうかがえますね。

愛玩動物飼養管理士養成制度採用校

次にご紹介するのは、養成制度採用校です。

こちらの学校は、養成指定校ほどの厳しい条件はないとのことですが、愛玩動物飼養管理士の勉強ができる学校となっています。

養成指定校も「公益社団法人日本愛護動物協会」が認めている学校なので信頼度は高いです。

近くに養成指定校がない場合や、養成指定校より養成制度採用校のほうが学びたいカリキュラムが多い場合は、養成制度採用校を選んでも問題ないでしょう。

どのような学校があるのか見てみましょう。

このように、非常に多くの専門学校が採用されていることがわかります。

養成指定校以上に選択肢が広がるので、より自分に合った学校を見つけられるでしょう。

さらに養成指定校同様に、養成制度採用校として認められている高校もあります。

高校だけでもこれだけ多くの選択肢があるので、進路を選ぶ時に役立つでしょう。

また、これらの情報は2024年6月時点のものです。

現在、愛玩動物飼養管理士の勉強ができる学校は随時増えているとのことですので、あなたの近くの学校が採用されているかもしれません。

最新情報は愛玩動物飼養管理士の公式サイトをチェックしてくださいね。

愛玩動物飼養管理士を大学・専門学校で目指すメリットデメリット

愛玩動物飼養管理士の勉強ができる大学、専門学校、高校をご紹介してきました。

多くの学校でこの資格取得に向けた勉強ができることがおわかりいただけたと思います。

この資格は国家資格の愛玩動物看護師に次ぐ人気資格と言われていますが、このような学校の数を見ると納得ですね。

しかし、選択肢がたくさんあったとしても、「学校に通って学ぶメリット」がなければ意味がありません。

ここからは、愛玩動物飼養管理士を学校で勉強するメリット、さらにデメリットを考えましょう。

この資格は学校に通わなくても通信講座を受講して目指すことができます。

その状況を踏まえて、メリットデメリットを見ていきたいと思います。

愛玩動物飼養管理士を通学で目指すメリット

専門学校などの学校に通って愛玩動物飼養管理士の勉強をする場合、どんなメリットがあるのでしょうか。

前述したように、様々な学校で学ぶことができるため、これらのメリットはすべての学校に当てはまるとは限りません。

しかし当てはまるケースが多いと思いますので、参考として見ていただけると思います。

①先生の熱意あるサポートを受けられる

通信講座の場合は自宅でテキストを読んで勉強することになります。

オンラインで視聴できるスクーリングもありますが、双方向の授業ではありません。

学校に通えば、先生から直接授業を受けることができるメリットがあります。

さらに、熱意のあるサポートを受けられるのも、愛玩動物飼養管理士を通学で目指すメリットと言えるでしょう。

上の章でお伝えしたように、愛玩動物飼養管理士の資格が取れる学校は、日本愛護動物協会が認めた学校だけです。

認定校になるためには、合格者を多く輩出しなければなりません。

それだけでなく、愛玩動物飼養管理士取得者が多いことは、学校のPRにも繋がるでしょう。

このような理由から、愛玩動物飼養管理士の試験対策に力を入れている学校が多い傾向にあります。

対策授業では先生の熱も入りやすいので、がっちりサポートを受けられるでしょう。

先生が作ったオリジナル教材で、試験対策を強力サポートしてくれる学校もありました。

学校で先生の丁寧なサポートを受けながら、不安なく試験対策をしたい方は通学スタイルがおすすめです。

②友達同士でサポートできる

一人でコツコツと勉強する通信講座スタイルに対し、通学の場合は周りの友達と一緒に勉強することができます。

愛玩動物飼養管理士の試験は範囲が広く、専門的な知識も問われます。

難しい内容が多いので、一人で勉強していると行き詰ってしまうかもしれません。

学校に通う場合は、友達と励まし合って勉強することができるのでモチベーション維持に繋がります。

対策授業の中で、友達同士で問題を出し合ったり、わからない部分を教え合ったりする姿も見られました。

先生に聞きにくい場合も、友達同士なら気軽に質問できるでしょう。

また、友達に教えることで、自分のアウトプット学習にもなります。

一人で勉強するよりも、仲間と勉強したい方は、通学スタイルが向いていますね。

③実技を学べる

通信講座での勉強は基本的に座学のみです。

テキストなどの教材が充実しているので、必要な知識はきちんと学ぶことができるでしょう。

しかし、実際に動物と触れ合う実技を学ぶことはできません。

専門学校などの通学スタイルの場合は、実技や実習を通して愛護動物について学ぶことができます。

愛玩動物飼養管理士の試験対策は座学がメインではありますが、その他の部分で実技を学べることは、通信講座にはないメリットと言えるでしょう。

愛玩動物飼養管理士の資格を取りたい方の中には、トリマーなどのスキルを学びたい方も多いと思います。

そのような方は、専門学校に通いながら技術と知識の両面を学んだほうが効率が良いですね。

実技をメインで勉強したい方は、通信講座より通学スタイルがおすすめです。

④愛玩動物飼養管理士に役立つ基礎知識を学べる

動物関連の学校に通って愛玩動物飼養管理士を目指す場合、基本的な動物、ペット知識を学びます。

愛玩動物飼養管理士の勉強をする時には、そのような基礎知識が役立つでしょう。

この資格の科目は幅広く、しかも専門的な内容も含まれています。

動物関係の知識ゼロの人が勉強する場合は、かなり難しいと感じるでしょう。

学校に通っていれば、愛玩動物飼養管理士のベースとなる勉強をした上で試験対策に取り掛かるので、スムーズに勉強できるはずです。

一から愛玩動物飼養管理士の勉強をすることに不安を感じている方も、学校で勉強するほうが良いでしょう。

⑤他の資格も目指せる

愛玩動物飼養管理士の通信講座で勉強する場合は、目指せる資格は愛玩動物飼養管理士の1級、2級です。

しかし、専門学校などの学校に通う場合には、さまざまな動物関係の資格を目指すことができます。

例えば、養成指定校である「吉田学園動物看護専門学校」の場合は、愛玩動物飼養管理士以外に以下のような資格を目指すことが可能です。

• 愛玩動物看護師
• ペット栄養管理士
• 全国動物専門学校協会 サロントリマー検定３級
• 動物災害救命士

学校に通えば、国家資格の愛玩動物看護師を目指すこともできます。

愛玩動物飼養管理士以外の資格にも挑戦したい方、国家資格も目指したい方は通学スタイルが良いですね。

愛玩動物飼養管理士を通学で目指すデメリット

ここまで、愛玩動物飼養管理士を通学スタイルで目指すメリットをご紹介してきました。

魅力が多い学習方法と言えるでしょう。

しかしながら、以下のような難点があることも頭に入れておかなければなりません。

1つずつ見ていきましょう。

高額の費用がかかる

専門学校などに通う場合の一番の難点はこれでしょう。

通信講座で愛玩動物飼養管理士の資格を取る場合には、1級2級の両方を取る場合でもトータル10万円程度です。

大学、専門学校に通う場合には、通信講座と桁外れの費用がかかります。

どんなにメリットが多いことが分かっていても、高額な学費を払うことができないという方は多いでしょう。

具体的にどれくらいの高額費用がかかるのか見てみたいと思います。

例えば、愛玩動物飼養管理士の勉強ができる千葉科学大学（動物危機管理学科）の学費は以下になります。

授業料・入学金に加えて、施設設備資金などもかなりかかることがわかりますね。

養成指定校になっている「専門学校ちば愛犬動物フラワー学園」の動物看護コースの学費も見てみましょう。

動物関係専門学校の学費の目安は2年間で300万円程度とも言われています。

愛玩動物飼養管理士の資格を取るだけに出せる金額ではない感じがしますね。

時間がかかる

愛玩動物飼養管理士の資格を通信講座で目指す際の学習期間の目安は、6ヶ月程度とされています。

「すぐに取得して就職に活かしたい」「今働いている業務の中ですぐに資格が欲しい」など、急を要する場合にも対応しやすいでしょう。

学習期間も短いので、忙しい方でも気軽に取り組めるでしょう。

通学スタイルの場合は年単位で通う必要があるため時間がかかります。

短期間の学習を希望する方には向いていない学習スタイルと言えますね。

受験方法は通信講座と同じ

専門学校に通って取得できる資格の中には、カリキュラムを終了した段階で自動的に取得できる資格もあります。

愛玩動物飼養管理士の資格の場合は、カリキュラムを終了しただけで取れるわけではありません。

通信講座で勉強する場合と同じように、年に2回行われる会場試験を受け合格しないと取得することはできません。

専門学校に通えば自動的に取れるわけではないことは覚えておきたいですね。

ここまで、愛玩動物飼養管理士の資格を通学して取得するメリットデメリットをお伝えしてきました。

メリットが多い一方で、「高額の費用がかかる」という大きなデメリットがネックになる方は多いでしょう。

愛玩動物飼養管理士の資格取得以外にも目的があって専門学校に通いたい方は良いでしょう。

しかし資格取得だけが目的の方は通信講座がおすすめです。

こちらの記事「愛玩動物飼養管理士は通信教育で取れる！おすすめ通信講座を解説」では、通信講座で受講するメリットなどをお伝えしておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。

愛玩動物飼養管理士は大学や専門学校でも目指せる

今回は、愛玩動物飼養管理士の資格を通学スタイルで取得することについて解説してきました。

愛玩動物飼養管理士の資格を目指せる大学、養成指定校、養成制度採用校があります。

非常に多くの学校があるので、選択肢が広がるでしょう。

このような学校に通うことで、「先生の熱意あるサポートを受けられる」「友達同士でサポートできる」「実技を学べる」「愛玩動物飼養管理士に役立つ知識を学べる」「他の資格も目指せる」といったメリットがあります。

ただし高額な費用がかかるという大きな難点があるため、愛玩動物飼養管理士の資格だけを取得したい方にはハードルが高いかもしれません。

その場合は、通信講座での取得を目指すと良いかもしれませんね。

愛玩動物飼養管理士の公式サイトでは、通信講座の無料資料請求ができます。

通信講座を検討したい方、専門学校と比較したい方も取り寄せてみると良いでしょう。